「イギリスの王室についてです。先週、ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組の配信が始まりました。その内容に対して批判が殺到しています。また、その番組にフェイク映像を使っているという疑惑も出ています」と司会の羽鳥慎一が切り出した。
13日(2022年12月)の「モーニングショー」は、物議を醸しているドキュメンタリー番組「Harry & Meghan」について伝えた。解説したのは、テレビプロデューサーのデーブ・スペクターだ。
菊間千乃「カメラが回っていると分かった上で...」
番組によると、このドキュメンタリーはNetflixが配信。全6話で前半3話が8日に配信開始、15日には後半3話が15日に配信予定となっている。Netflixと夫妻が設立した会社が共同で制作しているが、契約金はなんと1億ドル(約137億円)という破格の額。イギリスでは、第1話の視聴者数が240万人だというから驚きだ。
メーガン妃がイギリス王室の伝統的なお辞儀を真似たジェスチャーや茶化したようなコメントは「(亡きエリザベス)女王を小バカにしている」と大バッシング。ほかにも、予告編で使われたパパラッチの写真が写真購入サイトで入手できるものだったり、本編で使われたBBCの映像が使用禁止のものだったり...と、予告編、本編ともにツッコミどころ満載の内容となっているようだ。
デーブ「イメージ映像を使うことはありますが、今回は自分たちがいつもパパラッチに追いかけられている、被害に遭っているということを訴えるドキュメンタリーですから、アウトだと思います」
また、本編で度々垣間見られる夫妻の贅沢な暮らしぶりに「共感できない」との声も。例えばメーガン妃が苦悩して涙するシーンでは、約22万円のエルメスのブランケットが。ほかにも随所で涙を見せるメーガン妃だが、かつて「3秒で涙を流せる」と語っていたこともあり、この涙が本物なのかどうかさえ疑惑の目が向けられているというのだ。
デーブ「夫妻は(王室を)離脱した際、こういった自撮り映像を15時間分も撮ったわけですよ。だから、ドキュメンタリーか密着リアリティーを制作するのが大前提だったのはすでにバレてる。基本的に計算された映像が圧倒的に多いんですよ」
菊間千乃(弁護士)「カメラが回っていると分かった上でその前でしゃべって泣くってなると、やっぱり演技なんじゃないかとか、台本があるんじゃないかとか...(笑)」
羽鳥「これがドキュメンタリーなのか、ちょっと難しいところもありますね」
デーブ「出てくる専門家、論客は全部いわゆる『チーム・メーガン』で、仲良しばかりなんです」
デーブによって次々と指摘される問題の多さに、入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)は「正直、ちょっと見たくなってきました(笑)。これだけいわくつきだと」。
(ピノコ)