年末恒例の今年の漢字は「戦」に決まった。13日(2022年12月)の「THE TIME,」は、今年の漢字をめぐる特集をした。
約22万票の応募総数のうち「戦」は1万804票を集めた。ロシアによるウクライナ「侵攻」で「戦争」の恐ろしさを目の当たりにした一年、円安や物価高など生活の中での「戦い」、サッカー日本代表の「熱戦」や「挑戦」にも注目が集まった。
安住紳一郎アナ「非常に個人的な意見ですね」
「セン、いくさ、たたかう、おののく、そよぐ」。さまざまな読み方がある。
「戦」が選ばれるのは、アメリカ同時多発テロが起こった2001年以来2度目。京都・清水寺の森清範・貫主は、「来年こそ、この戦が終わって、皆が心安らかに日々を送れるような年に、切になっていただきたい」。
2位は、円安や安倍元首相の事件から「安」。3位は、コロナの行動制限緩和で楽しいことが増えた「楽」。4位が、止まらない物価「高」。5位は、国葬をめぐる議論など国内での「争」い。6位は、「命」の重さを見直す年。7位が、値上げラッシュで「悲」鳴。8位が、スポーツ界の「新」記録。9位は「変」異株の流行。10位が世界平和の「和」だった。
京都市内で、町の人に聞くと。50代男性は「動」~「いろんな動きがあったので。世の中もそうだし、自分自身も。こういうご時世だから、合理化も含めた組織再編とかいろんなことがあった」。孫を連れた70代女性は、平和の「和」~「やっぱりみんな平和がいいし。家族みんな仲良くがいいし、世界中が仲良くしてほしい」。
小中学生の選んだ「今年の漢字」は「楽」~コロナが収束していろいろな場所に行けるようになったから。「恋」~今までにないくらい好きになった人ができたから。「推」~運命の推しに出会えたから。
MCの安住紳一郎「非常に個人的な意見ですね」
宇賀神メグ・アナ「いいじゃないですか、個人的で。幸せな気持ちになります」
そう。個人的で、人それぞれでいいでしょ。私の場合は「代」。今年から我が家に同居するようになった義母(87)は、歩行が難しくなった。その「代」わりに(?)1歳になった孫が、伝い歩きをするように。命の交代が、目の前で進行している。67歳になった自分も、後輩の世代に何ができるか、考えている。
(栄)