今日12日(2022年12月)の「めざまし8」は、サッカーワールドカップ日本代表の森保一監督がスタジオ生出演。ワールドカップの激戦を振り返るとともに「デスノート」と呼ばれた森保ノートの中身や家族の前での森保監督の素顔などに迫った。
冒頭、MCの谷原章介から花束が贈られた森保監督は「応援、共闘ありがとうございました。番組に呼んでいただいてお礼を言えるのは我々にとって幸せです」と気持ちを語った。
「デスノート」の中身は?
番組がまず注目したのは、今後の日本代表の戦い方。今大会ではモロッコが強豪国を次々と破る快進撃を見せているが、学ぶべきところはあるのか。
森保監督「(モロッコは)身体能力の高い選手がたくさんいますし、チームとして戦い方が整理されている。やるべきことがクリアにできてるなと思います。(モロッコのようなチームと戦う場合)日本にも身体能力の高い選手はたくさんいますし、自由にさせると彼らの良さが出てしまうので、時間とスペースを与えないように試合を進める」
サッカーダイジェストTVの白鳥和洋編集長は「日本・モロッコどちらも堅守速攻だが、カウンターのかけかたが違う。日本は三苫選手中心だが、モロッコはどこからでも誰に渡っても仕掛けられる」と違いを語る。
森保監督「堅守はワールドカップで勝っていくには必要でモロッコは実践している。(日本は)三苫戦術でプレーしてくれましたが、逆サイドの伊東純也もいいカウンター仕掛けてくれていた」
永島昭浩(サッカー元日本代表)「もう少し前から仕掛けようとか、そういう選手が増えてくることでリズムをつかむことができると思う」
森保監督「選手はゲームプランに沿って全力を尽くしてくれたが、試合はプラン通りにいかないこともある。組織力だけで勝とうと思ってしまったら世界の舞台では勝てない。個で時間が作れる、個で突破できる、決め切れるという選手のレベルアップは必要かなと思います」
今大会ではPK戦の重要性にも注目が集まっている。
森保監督「練習したからといってあの場に立つと足がすくむ。(順番の)挙手制度は、確率でいうと勝ってきているのでそれでいった。選手に責任を負わせないようにしていくべきだったという反省はある」
番組では試合中に森保監督がメモを取るノートにも着目。スペイン戦では監督がメモを取った1分後に堂安選手の同点ゴールが生まれたことから「デスノート」とも呼ばれている。
谷原章介「何を書いてらっしゃるんですか」
森保監督「試合の出来事です。誰々ディフェンスよかった、右サイドやられたとか。コーチと話して意見が合致すると選手に伝える。あとはその時の思いを書き留めている」
森保監督はクロアチア戦後、ロッカールームでもノートにメモを取っていた。
森保監督「『勇気勇敢で粘り強く闘い抜いてくれてありがとう。個の成長が一番だった。壁を越えていくには選手たちの個の成長が一番大切なので選手たちに要望する。日本の良さであるチームの団結とつながりも忘れないでほしい』と書きました」
「めざまし8」は森保監督の次男、けーごさんに取材、自宅での監督の素顔も伝えた。
けーごさん「森保家は男4人いるんですが、基本的にみんなパンツ一丁、裸族ですね。いつも家ではニッタニタの笑顔です」
森保監督「嫁さんもあたりまえだと思っています。嫁さんも入ってたら困りますが」
森保監督の今後だが、続投オファーやヨーロッパで監督の勉強といった報道も流れている。
森保監督「まだ正式な話はなにもないですが、監督業はもう少し続けていきたいと思うので、自分の力を上げていきたいと思います」
(みっちゃん)