<1年前のワイドショー>今年の忘年会はパンツを...いやマスクをはずして? 「顔パンツ」の当時と今

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   <1年前のワイドショー>昨(2021)年の今ごろは、現在は当たり前になっている新型コロナの新しい変異株「オミクロン株」が確認され、世界にまん延する気配が強まっていました。水際作戦で警戒していた日本でも、ついに昨年12月6日、初めて日本人の感染が確認され、市中感染がじわじわと広がっていくだろうと予測されていました。

  • マスクをめぐる状況に変化も?
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オミクロン株の感染確認

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「東京23区、3回目ワクチン前倒し可能な区は?(略)」(2021年12月7日、テレビ朝日系「モーニングショー」)によると、初めてオミクロン株感染が確認された日本人は、イタリアに滞在歴のある男性で、1日の羽田入国時にコロナ陽性が確認されて宿泊療養施設にいましたが、オミクロン株が確認されたため他の医療機関へ運ばれたとあります。すでに2回のモデルナワクチンを接種済みで、無症状だったようです。

   「3回目ワクチンとオミクロン株 加藤浩次『日本で市中感染が広がる前に...』」(同月10日、日テレ系「スッキリ」)は、未知だったオミクロン株の性質について、WHOのテドロス事務局長が、と比べて感染力は強いが重症化度は低い可能性があると発表した、とあります。ファイザー社も、オミクロン株には(当時の)ワクチン3回接種で十分な防御力に上がると発表したとあります。

   感染への警戒が強まる中、相変わらずのマスクの話題もありました。「『顔パンツ』が表す心理 安住アナ『初めて聞きましたけど...』」(同月7日、TBS系「THE TIME,」)では、SNSなどでの「ワードランキング」で、「顔パンツ」が2位に入ったとあります。ある調査で「コロナ後もマスクを着用する」が約7割いたそうで、SNSでは「パンツ脱ぐくらい抵抗がある」という意味で「顔パンツ」という言葉が生まれたとあります。

   「マスクはずすと『そんな顔だったんだ』(略)」(同月13日、日テレ系「スッキリ」)も、「顔パンツ」問題を取り上げています。明星大学心理学部の藤井靖准教授は「人は隠された部分を自分なりのイメージで想像している」といい、自分の中で相手の顔が出来上がり、現実の表情を見た時に「何か違う」と感じてしまうようです。整形外科勤務の女性の話として、マスクをはずした時に「そんな顔だったんだ」と言われ、ショックで整形に来た患者さんもいる、と紹介されています。

   司会の加藤浩次さんは「人間の脳ってそんなもんなんだね。勝手に理想を作り上げている」と感想を一言。

   1年経った今も、日本ではマスク着用の習慣が続いています。しかし、盛り上がったW杯カタール大会の映像を見る限り、観客席の日本人サポーターでマスクをしている人はほとんどいませんでした。「郷に入ったら郷に従え」とは、よく言ったものです。

(コムギ)

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