教官の大河内守(吉川晃司)による猛特訓で寝込んでしまった岩倉舞(福原遥)が、ようやく回復。訓練の現場に戻ってきた。
柏木弘明(目黒蓮)は、舞の訓練飛行時間が足りていないことを心配している。舞が失格になることを恐れた柏木は、担当教官を変更してもらうよう交渉しようと提案する。
ソロフライト訓練中に天候が急に悪化
一方、大河内に不信感を抱いていた舞は、それが自分の勘違いであったことに気付き始めていた。「決して間違うな。なぜパイロットを目指したのかを思い出せ」という大河内の言葉が響いたのだ。
舞は、大河内の下で訓練を続けたいと仲間たちに訴えるが、柏木は教官を変更すべきだ主張する。
そんな中、舞のソロフライト訓練中に天候が急に悪化するという事態に。訓練の中断を命じられた舞は帯広空港に向かうが、帯広空港は着陸困難な状況に。帰投先を釧路空港へ変更するように指示を受ける。
大河内は、舞の訓練機に平行飛行する形で、釧路空港へ誘導。舞は、無線を通して聞こえてくる大河内の言葉に支えられ、無事、釧路空港に着陸。センターラインを外すこともなかった。大河内は、悪天候の中での舞の操縦を高く評価した。
舞と大河内との会話の中で、退学になった水島祐樹(佐野弘樹)の話題が上る。大河内は、水島を中間審査で不合格にした理由を語り始める。
最終審査の日まで1週間となったころ。妻から離婚届を送られた中澤真一(濱正悟)はそのことで悩み、集中力を失って苦しんでいた。
心配した舞が矢野倫子(山崎紘菜)と一緒に中澤を訪ねると、中澤はちょうど外出するところだった。手には封筒が握られている。中澤は自暴自棄になり、署名した離婚届を妻に送るところだったのだ。
矢野は自分がパイロットを目指そうと心に決めた理由を打ち明け、妻のことを理解するように中澤を説得する。
そして3日間にわたる最終審査が始まった。初日は口述審査、2日目は実際に訓練機を操縦して飛行するエアワーク審査、最終日は帯広空港を起点に北海道の空港を巡る野外航法だ。
舞を始め、5人の仲間たちは無事に合格。大河内に成長した姿を見せることができた。
帯広校でのフライト課程を終えた舞は、久しぶりに東大阪の実家に帰省。柏木も一緒に連れていき、父・浩太(高橋克典)と母・めぐみ(永作博美)を驚かせるのだった。