長嶋一茂、排尿「俺は立ってやっている」 専門家「立ってする方がいい。これは女性についてもです」

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   司会の羽鳥慎一が「寒さが厳しくなり、頻尿や尿もれなどのトラブルが深刻になってきます」と、この日の『羽鳥パネル』の内容を説明。アンケート調査の結果によると、寒い季節になって尿の回数が増えたという男性は56%、女性は72%、全体では64%だった。

  • 寒くなってくると…(写真はイメージ)
    寒くなってくると…(写真はイメージ)
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頻尿と生活習慣病の関係

   このアンケートでは、「夜中に何度も目が覚める」が49.2%、「外出中に尿意を感じる」35.9%、「仕事や作業に集中できない」26.6%、「トイレが心配で映画館や劇場にいけない」14.8%、「途中下車なしに電車に乗れなくなった」7.0%だった。また、尿の悩みはあるけれど、相談できないという人が6割以上いた。

   順天堂大学医学部の堀江重郎教授は「病気のサインが隠れている可能性がある。特にトイレが近くなったという場合には生活習慣病の可能性がある」と解説。

   尿に関する悩みは男女で異なっており、女性に多いのが尿もれ。40歳以上の女性の4割以上が、くしゃみや重い物を持った拍子に尿がもれる経験をしたことがあるという。尿もれの主な要因は『腹圧性尿失禁』と言われるもので、骨盤底筋の筋力低下により尿道のしまりが弱まりお腹に力を入れたときに尿漏れしやすくなるもの。一方の男性は、排尿の勢いが弱まったり、残尿感の悩みが多いが、これは前立腺肥大症で尿道が圧迫されていることが原因になる。

   頻尿も病気のサインになる。1日の尿の回数は通常で5~7回。8回以上が頻尿の目安とされている。堀江教授によると、頻尿には高血圧、動脈硬化、糖尿病、心臓病、腎臓病などの生活習慣病が隠れている可能性があるという。

   羽鳥が「箱根駅伝の中継をしたときは、10時間トイレに行かなかったことがある」と打ち明けると、スポーツキャスターの長嶋一茂は「それはいい状態じゃない」と指摘。しかし、堀江教授は「私も手術中にはトイレに行けないので12時間行かなかったこともある。健康ならそれも可能です」と解説した。

   続いて話題は夜間頻尿に。夜間頻尿の定義は「夜間に1回以上排尿のために起きる」。尿の悩みでもっとも多く、全国に4500万人いると推測されている。堀江教授は「定義は1回以上ですが、1回なら普通です。2~3回ならばぜひ医師に相談してください」と話す。

   羽鳥が「高齢者の集団を6年間調査した結果、夜中に3回以上トイレに起きる男性は2回以下と比べ死亡率が約2倍だった」というスウェーデンの研究を紹介すると、堀江教授は「これは重要な研究。頻尿には動脈硬化が潜んでいる可能性があるから」と補足した。

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