電気料金値上がりでヒートショック増える? 浴室の危険度に森山みなみアナ「怖いですね」

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「5度差」は簡単に...

   これには社会起業家の石山アンジュが驚き「5度差は簡単に起こりますよね」とコメント。早坂教授は「はい。すぐにそうなります」。羽鳥が「家で廊下に出ると寒い」と言うと、早坂教授は「そう感じた瞬間にヒートショックになりうる」と話す。

   居間から風呂場に行くと急に寒くなり血圧は急上昇、服を脱いでさらに上昇、風呂に浸かって温まると血圧は下がり、脱衣所で着替えるときにまた急上昇する。この急な血圧の上下で心筋梗塞や脳卒中、気絶などが起こりやすい。早坂教授によると、入浴で血圧は40~50上下するとして「上がったときだけじゃなく、下がったときにも脳に血流が行かなくなり、意識をなくすことがあり危険」という。

   実際に血圧の低下で気絶して、溺死する事故は多い。その93.4%が高齢者だが、45~65歳でも5.1%、15~44歳でも1.1%と起こりうる事故だと早坂教授は注意を促した。

   森山みなみアナは「怖いですね。私もたまに浴室に直行することがある。ひとり暮らしなのでこうなったら助けてくれる人がいない」とコメント。石山も「私も銭湯で立ち眩みしたことがあった」と告白。早坂教授は「わずか1~2分で大きく血圧が変動する場合は注意が必要。若くても低血圧の人、生活習慣病や肥満の方は動脈硬化が進みやすいので、さらに注意が必要です」と話す。

   対策としては、ヒーターなどを利用して脱衣所と浴室の温度を20度以上にする、腹式呼吸で深呼吸をすると暖かい空気が取り込まれて予防になるという。

   早坂教授によると「家の中はヒートショック多発地帯。風呂場以外にも気を付けたいのは暖かい布団から出たとき、ゴミ出しで外に出るとき、寒いトイレでいきんだときにも注意が必要」という。さらに家の外では、暖かい電車から外に出るとき、温泉旅館などで露天風呂に行くとき、サウナで水風呂に入るときにも注意してほしいという。

   羽鳥は「お酒を飲んで電車で寝ないのは難しい。慌てて起きて出るのは危険なんですね」と、身につまされた様子だった。

(バルバス)

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