7日(2022年12月)の「めざまし8」のオープニングは、やはり熱戦と興奮が続くW杯カタール大会の話題だった。「敗戦を喫した日本ですが、いま日本の振る舞いに世界から称賛の声があがっています」と司会の谷原章介が切りだした。
決勝トーナメントでクロアチアに惜敗した日本代表だったが、選手たちが引き上げた後のロッカールームに、折り鶴とメッセージカードが残されていた。カードにはアラビア語で「素晴らしい環境をありがとうございます」とあり、ひらがなとローマ字で「ありがとう! SAMURAI BLUE JAPAN」と書かれていた。
谷原章介「世界のサポーターに波及するといいですね」
FIFA公式ツイッターでは、「サムライブルーの選手、スタッフ、サポーターは確かに足跡を残しました」とこの写真や、森保一監督が敗戦後スタジアムに深くおじぎをする写真などがアップされた。英国の大衆紙「ザ・サン」は、「日本代表の選手たちは感動的なメモとオリガミを残していった」と紹介していた。
また、英国のスポーツ情報サイト「Live Score」のツイッターでは「敗戦してもなお日本サポーターはゴミを片付けるためにスタジアムに残っていた。疑う余地のない一流の振る舞いだ」と称賛した。
さらに、きのう6日のFIFAの公式ツイッターは、日本サポーターが観客席のゴミ拾いをする映像を改めてアップし、「FIFAワールドカップで一番のサポーターは日本のサポーターだった?!」と紹介した。
これだけではない。試合中の応援にも、「試合中こんなにもずっと歌を歌い続けられる日本ファンは信じられないくらいすごい」などと称賛の声が上がっていて、カタール「アルジャジーラ」プロデューサーのツイッターには「ブラボージャパン...良きチーム、そして止まることなく歌う良きファン」とあった。
延長を含めた120分の試合中、応援歌はほぼ途切れることがなかったといい、現地で取材していた新島健ディレクターは「(スタジアムでは)日本の国旗をもらった人が非常に多く、日本の『ホーム』だったことは間違いないです」と語っていた。
尾木直樹(教育評論家)「礼に始まり礼に終わるというのは、武道の大事な精神。我々にとっては大した事ではないのかもしれないが、それがゴミ拾いとか、国際的に広がりをもってきているのは誇らしく、子どもたちに与える影響もすごく大きいと思う」
弁護士の若狭勝「ビジネスの世界でも今後いい影響を与えると思う。日本人とはこういう感じ(振る舞い)だとすると、信用や信頼が寄せられることになり、いろんな面で効果が生まれると思う」
谷原「このお片付けの流れが、世界のサポーターに波及するといいですね」
(コムギ)
To the @jfa_samuraiblue fans who - win or lose - helped clean stadiums after matches: thank you! ??#SaveThePlanet | #FIFAWorldCup pic.twitter.com/81ZyAkFu0F
— FIFA.com (@FIFAcom) December 6, 2022