劇団ひとりをMCに、伊集院光、佐久間宣行、ケンドーコバヤシ、ヒコロヒーをゲストに招いての「もっと評価されるべき審議会」(フジテレビ系、水曜RISE!枠)。先週のグルメ編もよかったが、今週(12月1日未明、2022年)のエンタメ編もプレゼンターたちの熱が伝わり、興味深かった。
自分の好きなものに関しては...
まず、佐久間が紹介したのが、映画「アイの歌声を聴かせて」。第45 回日本アカデミー賞アニメーション作品賞優秀賞を受賞しているにも関わらず、誰も知らない、と佐久間。実際、スタジオの誰ひとり知らなかった。AIを搭載したロボットが女子高生として学園に入りこみ。ほかの高校生たちにバレないように奔走する学園もので、主人公の声を土屋太鳳が演じ、AIだからちょっと下手に演じているのがミソ。ほとんど宣伝されず、が、アニメ好きの間で口コミで広がったなど、佐久間のプレゼンがとにかく上手で、すぐにでも見に行きたくなった。
ヒコロヒーの映画「ブランカとギター弾き」しかり、ケンコバの漫画「平和の国の島崎へ」しかり。伊集院プレゼンの明石家さんまプロデュースアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」に関しては、大竹しのぶ演じる肉子ちゃんが、日本全国いろんなところで暮らしてきたという設定なので、大阪弁がちょっと変なところがスゴイ! などと独特な見方を紹介。なるほどと思った。
自分の好きなものに関してはどうしても熱くなるわけで、だから、こちらも心が動かされるのだろう。この番組こそが「もっと評価されるべき番組」だ。
(くろうさぎ)