29日(2022年11月)の「THE TIME,」は、米・ラッシュ大学の研究グループが発表したブドウに関する研究結果に注目。このニュースは、視聴者1万1482人による「ニュース関心度ランキング」で5位(関心度37.3%)にランクインした。
MCの安住紳一郎アナは、「えー!?っていう声が聞こえてきそうですけれども、ブドウに認知症防止効果があるかもしれないということで、ずいぶんと耳よりなお知らせです。1000人近い高齢者の食生活を7年間追跡して、突き止めたということなんですね」と切り出した。
抗酸化物質「フラボノール」を含む食品で効果あり
宇賀神メグアナはここで、視聴者からの声を紹介。「98歳で亡くなった祖母が、ブドウをよく食べていましたが、最後まで普通に会話できていました」(50代男性)、「ブドウのどんな成分が有効なのか詳しく知りたい」(30代男性)、「ワインはたくさん飲んでいますが、ダメでしょうか」(40代女性)などだ。
宇賀神アナ「お酒飲む方は気になりますよね。ワインも実はいいみたいなんです」
番組は、VTRでこの研究の詳細を紹介。研究グループは、平均年齢81歳の男女961人を対象に、食生活や認知機能をおよそ7年にわたり追跡調査。その結果、抗酸化物質「フラボノール」を含むワインやブドウ、お茶などの食品を多く摂取する人ほど、認知機能の低下が明らかに緩やかだったというのだ。
日本で飲酒と認知症の関係を研究する大阪大学大学院の樺山舞教授も「すごく期待しています」。実は、樺山教授らが以前、75歳以上の高齢者を対象に調査したところ、休肝日を週に1回以上設けて、週に1~6回ワインを飲んでいる人の方の認知機能が、飲んでいない人の認知機能よりも高かったというのだ。
さらに、宴会など、人と交流しながら飲酒をする機会の多い人も、認知機能が高いという結果も。
気になるのはその量だが...。
75歳の場合、1日当たり男性で200ミリリットル(グラス1杯半ほど)、女性で100ミリリットル。あくまでも、飲み過ぎには注意ということだ。
(ピノコ)