ワールドカップ・グループEは、27日(2022年11月)に日本がコスタリカに1-0で敗れ、ドイツとスペインが1-1と引き分けたことで、大混戦となっている。現在の順位は、1位が勝ち点4のスペイン、2位は勝ち点3の日本、3位が日本と同じ勝ち点3だが、得失点差で劣るコスタリカ、4位が勝ち点1のドイツ。全チームに決勝トーナメント進出の可能性が残っている。日本がグループリーグを勝ち抜ける条件について、倉田大誠アナが詳しく解説した。
倉田アナはまず最終順位の決定方法について「まず優先されるのが勝ち点、勝ち点が同じ場合には得失点差、得失点差も同じなら総得点、それでも同じな場合には直接対決の結果で決まります」と説明した。
「これを踏まえて条件を考えると」
倉田アナが続けて「これを踏まえて条件を考えると、次のスペイン戦に日本が勝てば、勝ち点6となり自力進出が決定します」と言うと、司会の谷原章介は「自力で進出するには勝つしかないということなんですか?」とわかりきった質問。
「一方、日本がスペインに負けると敗退してしまいます」と倉田アナが言うと、谷原は「勝たなきゃいけないってことですか?」と、同じ質問を繰り返す。
そして複雑なのは、日本がスペインと引き分けた場合。倉田アナの解説によると、ドイツが負けるとコスタリカの勝ち点が日本を上回り、日本は決勝トーナメント進出ならず。ドイツとコスタリカが引き分けだと、日本とコスタリカが勝ち点4で並ぶが、得失点差で日本の決勝進出となる。しかしドイツが勝った場合、超複雑になってくるという。
まずドイツが2-0で勝ったとする。この場合、勝ち点4で並ぶが、得失点差が日本は0、ドイツは1でドイツが進出。しかし、ドイツが1-0で勝った場合には、勝ち点、得失点差が同じになる。そうなると総得点での勝負となり、日本がスペインに0-0の場合は、総得点2、ドイツは3となり敗退。スペイン戦1-1だと総得点数も並ぶことになり、直接対決で勝っている日本の進出。しかし、ドイツが2得点以上で勝った場合には日本も2得点以上の引き分けが条件となってくる。
それを表にまとめたものを示す倉田アナも「複雑すぎてちょっと目がくらっとしてしまうかもしれませんね」と言うしかないほど複雑なのだ。倉田アナがさらに「これでもわかりにくいので、日本語で言いますと...」と言い始めると、谷原は「今までも日本語だったけどね」とツッコミを入れ笑いを誘った。倉田アナは続けて「ドイツと同じか、上回る得点でスペイン戦に引き分ければ、日本は決勝トーナメント進出となります」。
ゲスト解説の元日本代表・鈴木啓太は「どちらにしても日本はアグレッシブに戦わなければいけないということです」。
同じく元日本代表の永島昭浩は「総攻撃をかけるタイミングが重要になってくると思う。中3日で体力はきついですが、いかにスペインを焦らせるか。そのためには前半無失点の時間を長く作ることが大切。そのうえで後半、どこで攻撃的な選手を投入していくか、そのタイミングも戦略的にプランを持っておくことが重要になってくる」と言う。
注目のスペイン戦は日本時間12月2日金曜日の午前4時からフジテレビで放映される。
弁護士の橋下徹が「コスタリカ戦のように、いけるっていう雰囲気を出したらダメですから、とにかく勝つことを信じて、気を引き締めていきたいですね」と言うと、ゲスト解説の永島が橋下に「リアルタイムで応援してくださいね」とひと言。
すると橋下は「さっきCM中に起きられないと思うって言って怒られた。フジテレビだしね。応援しないとダメだね」と苦笑い。
谷原が「そうですよ。前向きに応援して、応援の力届けたいです」と言うと、橋下は谷原に「ホント、テンションすごいですね」とひと言。これに谷原は「僕も『にわかファン』なんです」と笑顔で答えていた。
(バルバス)