27日(2022年11月)に行われたワールドカップ、日本はコスタリカに1-0で敗れた。日本各地で試合を見守ったサポーターたちは肩を落とし、大きなため息があふれた。格下相手に勝利が期待されていた中での敗戦に、街のサポーターからは「正直、ふざけんなですね」「コスタリカを舐めていましたね」と厳しい意見も出た。森保一監督の選手起用について、不満を述べるサポーターも多かった。
現地カタールから帰国した司会の谷原章介は第1声から「昨日のコスタリカ戦を見て、寝付けませんでした。でも一番悔しかったのは選手たちだと思う。現地でドイツ戦を見た時には、特に後半はスタジアム全体の応援がすごい熱気でしたが、コスタリカ戦はこのときとは違って、なんか歯車がかみ合わないなと思っていたら、気づいたら負けてしまった感じでした」と話した。
「そういうのが選手にも伝わっちゃって...」
ゲスト解説の元日本代表FW・永島昭浩氏は「まだまだです。3戦目はやりますよ。私も悔しくて眠れませんでしたが、もう切り替えました」とコメント。同じく元日本代表の鈴木啓太氏も「僕も眠れませんでしたけどね。もうやるしかないですからね」と、共に次のスペイン戦に照準を切り替えた様子。
しかし、海外メディアからは厳しい指摘が多かった。スペインの「エルパイス」紙は「日本が行き詰まり、コスタリカが名誉を挽回した」、ロイターは「日本はベスト16に出るチャンスを無駄にした。ドイツ戦の衝撃的な勝利の勢いに乗れなかったサムライブルーは、ほとんどプレーの工夫がなくチャンスを逃したことを悔やんでいることだろう」と報じた。
弁護士の橋下徹は「今回は、僕を含めて『にわかファン』の責任が大きいと思いますよ。というのは、よくわからないのにコスタリカが大敗し、日本がドイツに勝ったことで、いけると思ってしまった。コスタリカは入国時に事故があったとか知らないでね。それなのににわかファンの僕がテレビで、もうこれで日本は世界レベルだなんて言っちゃってね。そういうのが選手にも伝わっちゃって、なんとなく日本全体が緩くなっちゃったかも。もうにわかファンはスペイン戦まで口にチャックしていたほうがいいですね」と自戒を込めたコメント。
W杯傍観主義を決め込んでいる社会学者の古市憲寿は「ファンの皆さんも、喜んだり落ち込んだり、大変ですね」と言い、解説の永島昭浩氏に「永島さんが落ち込んでいて、それくらいでちょうどいいと思う。先週元気すぎたので、そのくらいのテンションが僕にはちょうどいい」と古市節。
永島氏は「落ち込んでないですよ。もう切り替えてますから」と反論した。
(バルバス)