サッカーW杯で海外メディアや大会関係者が日本に感心しているのが、ドイツ戦の劇的勝利だけでなく、いまや『名物』となった掃除だ。ドイツとの試合が終了すると、サポーターたちは当たり前のようにビニール袋を持ってゴミやペットボトルを回収したが、ここでちょっとしたサプライズがあったと、けさ25日(2022年11月)の「モーニングショー」が伝えた。
長嶋一茂「ということは、他のチームは...」
清掃が終わるころには、ピッチにもスタンドにもだれもいなくなっていたが、紫色のジャンバーを着た現地の大会ボランティアが続々とやってきた。「なにか説教されるのかな」と心配顔の日本サポーターたちに、ボランティアのリーダーはこう話した。「掃除をしてくれるなんてなんと素晴らしい。敬意を表します」。そして、日本語で「ありがとうございました」と叫んだのだ。これに日本サポーターも「みなさんこそボランティアをしてくれてありがとうと、『ありがとう合戦』が始まりました」(日本人女性サポーター)
FIFAも公式ツイッターで「日本が手にしたのは勝ち点3だけではありません。ペットボトル回収やスタジアムの清掃を手伝ってくれました」と感謝し、大会運営委員会は日本サポーターを表彰した。
チームのマナーの良さも評判になっている。試合後、選手が去った後のロッカールームは、使ったハンガーはきちんとそろえてあり、ゴミ一つ落ちていない。さらに、テーブルには大小の折り鶴と、「ありがとう」と日本語とアラビア語で書いたメッセージが置かれていた。FIFAは写真付きで「サムライたちは更衣室をこのようにきれいにしていた。完璧です。どうもありがとう」と紹介している。
司会の羽鳥慎一「日本はこういうところもきっちりしていますと言われてます」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「ということは、他のチームはキッタナクくして帰るのかな」
羽鳥「そうなんでしょうね。FIFAのツイッターに載るぐらいだから、『うわ! きれいだ』ということなんでしょうね」
長嶋「僕もフロリダの方で野球やってた時とか、ロッカールームは汚かったものねえ。(W杯でも)掃除に行く前にこれだけきれいになっちゃってるんだという驚きなんだね」
それなのに、日本勝利で大騒ぎした後の東京・渋谷はゴミだらけというのは、どういうことなんだろうね。翌24日にはゴミ拾いイベントもあったようだけれど。
(カズキ)