W杯ドイツ代表が「言わザル」ポーズ 倉田大誠アナ「大会秘話」紹介

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   サッカーのワールドカップカタール大会で日本が勝ったドイツ戦の試合前、記念撮影の際にドイツ選手11人が口を手で覆った。差別反対を訴える腕章の着用をFIFA(国際サッカー連盟)が認めなかったことへの抗議だった。「今大会の秘話」の一つとして、25日(2022年11月)のめざまし8で倉田大誠アナウンサーが取り上げた。人権や労働環境などでさまざまな問題が実は指摘され、抗議が広がっている。

  • カタールのW杯で起きているコト
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イングランド対イラン戦でも別の抗議

   カタールでは同性愛が法律上禁止されているのに対し、ドイツや他の一部欧州チームの主将がカラフルな虹色のハートマークに「ONE LOVE」と書いた腕章を着用しようと計画。これにFIFAが「試合での着用には制裁を科す」方針を打ち出した。そこでおととい、試合前の集合写真撮影に臨んだドイツの選手たちが「FIFAが言論の自由を封じた」ことに抗議のポーズをとったというのだ。

   観客席でも、ドイツのフェーザー内務相が「ONE LOVE」腕章をつけた。これはFIFA会長の隣の席でというおまけつきだった。

   抗議行動はほかにもある。イングランド対イラン戦で、試合前に恒例の国歌が流れる中、ピッチに肩を組んで並んだイラン選手たちは歌わず、かたい表情で通した。今年9月、女性の髪を隠すヒジャブのかぶり方が不適切だと当局に拘束された女性、マフサ・アミニさん(22)が急死したことからイラン各地で抗議デモが広がった。代表チームの選手たちはイラン政府へ抗議の意思を示した。

   スタンドでは、サポーターも「女性・命・自由」と書いた旗を手に応援した。この試合では、イングランドの選手たちがグラウンドに片膝をついて、人種差別への抗議の気持ちを表しもした。

   倉田アナウンサー「こういうこと、どう思いますか」

   風間晋(フジテレビ解説委員)「それぞれの国情があります」

   ワールドカップは多くの問題を提起する・世界に知らしめる場でもあるといえそうだ。

(あっちゃん)

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