帝京大学(東京・八王子)のゼミ生の募集をめぐり、ハラスメント疑惑が浮上している。メールで問い合わせた学生の名前を見て女子学生と勘違いした教授が、「優先して採用する」と返信したのだが、男子学生と判明すると「男ならそういうわけにはいかない」とあっさり手のひら返し。きょう25日(2022年11月)の「スッキリ」がこの学生の話を伝えた。
被害にあったのは、帝京大2年の聖奈さん(19)。ゼミ生の募集について、ある教授にメールで問い合わせをしたのだが、返ってきたメールがあきれた内容だった。
森圭介アナ「帝京大学はこの教授のゼミ生の募集を中止して...」
「女子学生さんですよね?たまに女子みたいな男子もいますので、念のため。歓迎いたします。男子には内緒ですが、女子は基本的には応募=採用です」
面会の日時と場所を指定したうえで、「サンドイッチにコーヒーでも飲みながら、お話ししましょう」とも書いてあった。
しかし、聖奈さんが男性であることを教授に伝えると、あからさまに態度が一変した。今月21日に教授と面会した際に聖奈さんが録音したという音声を番組で伝えたのだが、これがさらに驚きの内容だった。
「僕の腹づもりでは、あなたが女だと思ったから、女だったら優先的にとるつもりだよ、と。あなたが男だからそういうわけにはいかないよ。あなたのことを女だと誤認したのは僕のミスだけど、それはしょうがない。あんな名前なんだから」
聖奈さんは取材に対し、「一番にショック、次に驚き、ですね」と話していた。
森圭介アナウンサー「帝京大学はこの教授のゼミ生の募集を中止しているということです」
大沢あかね(タレント)「今の時代にこういうことを言う人がいるんだということと、『女だったら』と隠そうともせずに、本人の口から出るということが非常に残念ですね」
(キャンディ)