日中首脳会談が「45分間」だった意味 フジ風間晋解説委員「微妙ですね」

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   「やっと対面することができました」と、18日(2022年11月)のめざまし8は日中首脳会談を司会の谷原章介がトップニュースに取り上げた。3年間対面での会談はなかったのだが、きのうは両首脳とも最初から笑顔を交わし合った。これですべてが良い方向に進むほど甘くはないにしても、ひとまずはといったところか。

  • 岸田首相(写真)も笑顔で
    岸田首相(写真)も笑顔で
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谷原章介「すごくいい雰囲気だった」

   場所はタイのバンコク。会談場で待つ習近平主席が、入って来た岸田文雄首相を笑顔で迎えた。2人は「こんにちは」と言い、握手しながら「たいへんうれしい」「いつ来たのか」と話も交わした。普通の人なら当たり前ではあるが、前回2019年北京での安倍・習会談では、握手するも互いに表情も硬く「よく来ましたね」のやや素っ気ない一言だけだった。

   今月14日の米中首脳会談は、習主席に笑顔はなく握手した手をぶらりと放した。今回の日中首脳の和やかムードは、ご挨拶にせよ、あるいはお互いの国内事情や思惑が絡むとしても、いちおうの意義はあったといえそうだ。

   谷原「すごくいい雰囲気だった」

   肝心の会談内容は、「課題や懸案、協力の可能性について突っ込んだ議論ができた」(岸田首相)、「新しい時代の要求に合致した関係を構築したい」(習主席)とそれぞれが語った。

   ただ、米中首脳の会談時間が3時間だったのに対して、この日中会談は45分間。ほかに最近の習近平主席と各国の会談時間は、フランス40分、オーストラリア30分、韓国25分、カナダ10分だった。

   風間晋(フジテレビ解説委員)「45分間とは微妙ですね。事前に準備したことを言い合ったら終わりだったろう。笑顔だったことは安心できるが、笑顔の裏でお互いの力量、器みたいなものを見極め、『おぬし、やるな』と思わせることが大事な会談だった」

   日中間には喜んでばかりはいられない現実があるとこうことだ。

(あっちゃん)

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