救急車のサイレンを「鳴らさずに来て」と要望する人が増えたと、16日(2022年11月)のめざまし8が取り上げた。出動する消防側では「鳴らす必要性を訴えています」(永島優美アナウンサー)というのだが。
若狭勝弁護士「住宅街用サイレンとかも一つの手段」
熊本市消防局が実際にあった119番通報を再現して先週公開した動画。通報者はまっ先に「いやあ、サイレン慣らさずに来てほしいんですけど」と切り出す。1日160件ほどのうち10から20件はこうした要望がくるそうだ。べつの自治体消防局には「サイレンが大きすぎて迷惑。夜の住宅街で必要なのか疑問だ」とのクレームもあるという。
道交法では、緊急車両は赤い警光灯をつけ、サイレンを鳴らすことが義務づけられている。到着を早めるとともに出動中の事故を防ぐためでもある。熊本市の担当者は「とくに夜の住宅街は危険性が高い。患者さんの命がかかわることなので理解して」と強調する。
司会の谷原章介「住宅街で暮らす人の感覚と救急隊員の立場のちがい。救急の方が大切と思うが、住んでいる人からしたら、周りに迷惑のバイアスがかかるのも分からぬではない」
尾木直樹(教育評論家)「よくわかりますよ、周りに緊張が走るからね。ただ、本当に緊急なら1秒でも早くと思うことも確かです」
永島アナウンサー「(どちらにも)対応する動きもあります」
住宅街ではサイレンをソフトモードにする機能だ。まだすべての救急車に備わっているわけではない。
若狭勝(弁護士)「現状は消防局の言うことがその通りだが、住宅街用サイレンとかも一つの手段で、模索すべきかもしれません」
谷原「1秒でも早く安全に到達するためにご理解を、と思います」
(あっちゃん)