高校駅伝「誘導ミス」抗議問題 加藤浩次が提案した解決案とは?

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   先10月末(2022年)に行われた全国高校駅伝の新潟県予選で、「先導員のミスで選手がコースを間違った」として優勝を逃した中越高校が抗議、運営側はこれに反論している。11月15日の「スッキリ」が、両者の言い分を伝えた。

   中越高校陸上部の渡辺裕人監督は14日、「公正公平な競技運営がされなかった。大きな混乱が生じてしまった大会になったと思います」とカメラに向かって語った。

  • 駅伝めぐるトラブルの内容とは(写真はイメージ)
    駅伝めぐるトラブルの内容とは(写真はイメージ)
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「先導の動きの間違いについて行って...」

   全国高校駅伝は今年で73回目。12月25日に開催されるが、各都道府県から1チームだけが出場する。中越高校は過去17回出場、今回も4大会連続の全国大会出場を目指していた。予選は、新潟市の競技場の周辺を周回、7区間を走った。問題が起きたのは3区。

   ここで中越高校はトップを走っていた。3区は8キロ余り。後半のコースの分岐で、選手は誤ってスタジアムの方へ100メートルほど走ったところで間違いに気づき、Uターンして正しいコースに戻った。200メートルを余分に走り、時間にして「36秒のロス」と見られる。中越高校は2位に落ち、13秒差の2位で4区へタッチした。その後も、逆転はかなわず、最終的に1位と12秒差の2位でゴール、全国への切符を逃した。

   渡辺監督は、「(現場にはいなかったので後で)3区の選手に聞くと、自分がコースを間違えてしまいました、と」。同監督は「それ(ミス)がなければ勝てた、とは言えないです。ただ、(選手に)甚大な影響はあった、とは言える」。監督は当初「選手個人のミス」と考えていた。ところが、大会終了後に、「競技役員から個人的に連絡があって、先生なんで抗議しなかったんですか。よくよく聞いてみると、先導の動きの間違いについて行って、約100メートル走ってしまったと」

   中越高校側が「ミス」を検証したところ。先頭を走る選手の前には、自転車に乗った「先導員」が走っている。目撃した役員らは、先導員は誤ってスタジアムの方向に走ったため、選手もつられてコースを間違えたのではないか、と指摘した。3区の先導員に聞くと、「ご本人は『間違ったという認識がある』と」(渡辺監督)。このほか「走路員の指導」も合わせて、「競技上の公平性に欠ける」として、「(大会運営の)委員長に(翌日に)口頭での抗議を申し上げた。その際『競技規則の30分を過ぎているから』と言われました」。

   同校は、新潟県の高校体育連盟などに抗議文を送った。これに対し、高体連側は「先導係はすべての走路を先導することはなく、コースの安全などを確保するものである」「不平等にはあたらない」などと反論した。

   MCの加藤浩次「参加校は47校あるんだよね。全国のチームの監督とかに聞いて、それで決めるというのはどうなのかな」。 中越高校は、(1)やり直しの再レース、(2)全国大会出場への救済(プラス1校)、(3)運営側の責任を認めたうえで、教育的かつ寛大な措置、を「嘆願」している。

(栄)

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