10日(2022年11月)の「関心度ランキング」で2位、「バズったワードランキング」で1位になったのが「サクマ式ドロップス」の製造元が自主廃業するというニュース。司会の安住紳一郎は「皆さんから寂しいという声が出ています」と紹介したうえで、「サクマ式の『式』というのが古めかしくていいですよね」とコメント。
そしてサクマ式ドロップスの実物を片手に持ち、カタカタと音を立てて振り、「これがもうなくなってしまうと。これ、フタがね。空けられるようになったら大人だなとか言いましたよね」と言って蓋を開け、「何色が出るかな」と取り出すと「赤出た~」とニッコリ。
「100均で買ってきたんですよね。もしかすると...」
サクマ式ドロップスは、それまですべてが英国産だったドロップを初めて国産化した。目印である赤い缶の中には8つの味が入っており、114年にわたり子供たちに愛されてきた。映画「火垂るの墓」では、主人公の妹が空になったドロップの缶に水を入れて飲むシーンでも知られている。
11月9日、そのサクマ式ドロップスの佐久間製菓が12月に製造を停止し、来年1月に自主廃業することがわかった。横倉信夫社長は「つらいです。苦渋の決断ではありますが、このまま営業を続けて、人に迷惑をかけるのは本意ではない」とコメントしている。廃業の理由は、新型コロナの影響による販売減や原材料、エネルギー価格の高騰など。値上げで対応することはせず、自主廃業する。
スタジオではサクマ式ドロップスの年表を作成。誕生した1908年以降のパッケージを示し、その時々のトピックスも紹介されている。安住は「サクマのドロップスは2つあるんです。前身の佐久間惣次郎商店なのですが、私は知らなかったのですが戦争中の1944年の企業整備令で廃業を強いられたんです。戦争が終わって、当時の番頭的存在だった実業家の方が再興したのが赤い缶の『サクマ式ドロップス』の佐久間製菓。一方、元社長の親族の方が再興したのが緑色の缶の『サクマドロップス』のサクマ製菓で、こちらのほうは今後も継続するということです」と紹介した。
安住アナは手元のサクマ式ドロップスの缶を示し、「実はこれ、お菓子屋さんではなくて、100均で買ってきたんですよね。もしかすると、値上げとかをすると扱えなくなるとか、そういう事情があるのかなとか思います」とコメントした。そして「この缶は私、記念に持って帰ることにいたします」と言い、大事そうに片づけた。
(バルバス)