失言で事実上レギュラーコメンテーターを外れた玉川徹(テレビ朝日報道局)が、約20日ぶりにけさ10日(2022年11月)の「モーニングショー」に生出演、成田空港などでの取材をもとに、「外国人はいまなぜ日本に来るのか」を報告した。
「みなさん、ご無沙汰しております」
「みなさん、ご無沙汰しております。羽鳥さん、お久しぶりです」というあいさつで、「玉川取材」コーナーはスタートした。「インバウンドの現場に行ってきました。成田空港で60人くらいの人に話を聞きました。行く前は、円安なので日本買いの人がいっぱいいるのかなと思っていたのですが、それだけではありませんでした。やっぱり、行ってみないとわからないものです。では、VTR!」と、玉川は以前よりなんだか生き生きとしている。
玉川が気になったのは3組の来日旅行者だった。台湾からの男性は風邪薬や痛み止めを20~30万円買うという。「日本の薬の方がクォリティーが高いので」と話す。イタリアの旅行代理店勤めの男性(54歳)らの10人近いグループは日本アニメの大ファンで、「君の名は。」などの追体験やマジンガーZのプラモデル購入のための21日間ツアーだという。ロシアからの男性は、ウクライナ侵攻のために徴兵されることを恐れた日本人の妻が呼び寄せたのだった。
玉川「3人(組)の共通点は何だろうと考えてみました。日本の安全と文化なんですね。医薬品は日本はトップレベルの安全性。アニメは独特の日本文化すよね。そして徴兵も戦争もない平和と安全。こうしたありがたみが凄くわかりました」
司会の羽鳥慎一「円安でなくても来るわけですよね、こういう人たちは。大事にしなければいけないですね」
そして、ここで玉川らしい一家言。「ただ、このまま努力せずに、(安全・平和や文化を)持ち続けられるものではありません。アニメの制作現場はブラックといわれて、韓国や中国で制作することが増えているし、(防衛予算を)GDP比2%に増やそうという議論があって、平和は守っていけるのだろうかと心配になります」
どうやら、この「玉川取材」コーナーは月1回ぐらいのペースで続くようで、羽鳥も「またよろしくお願いします。玉川さんの取材でした」とまとめた。
(カズキ)