米中間選挙で「トランプ逆効果」? 予想外の接戦に加藤浩次「客観的に見出しているということかも」

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   開票が進んでいる米国の中間選挙は、事前の予想以上に民主党が踏ん張り、逆に共和党は伸び悩んでいるようだ。きょう10日(2022年11月)の「スッキリ」で、岩田絵里奈アナウンサーが「背景には『トランプ(前大統領)逆効果』があるようです」と伝えた。

   番組が米NBCの報道として伝えた最新情報では、上院で民主党が48議席、共和党が48議席、残り4議席と大接戦。下院は民主党が187議席、共和党が207議席、残り41議席となっている。

  • バイデン大統領(ホワイトハウスサイトより)
    バイデン大統領(ホワイトハウスサイトより)
  • バイデン大統領(ホワイトハウスサイトより)

トランプ氏が出馬するかも...の話を受けて

   選挙前は、2024年大統領選への出馬をにおわせているトランプ氏の存在や記録的なインフレの影響で「民主党は不利」という見方が大勢だったが、今のところ、下院では予測よりも共和党が伸び悩んでいると米メディアは分析している。

   この情勢を受け、日本時間の今朝6時すぎに会見を開いたバイデン大統領は「有権者は民主主義を守りたいという明確なメッセージを送った」とアピール。一方のトランプ前大統領は、「中間選挙の結果に激怒し、怒鳴り散らしている」と米CNNが報じているそうだ。

   その要因は何か。米国政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授は「トランプ氏が出馬するかもしれないという話が出てきて以降、『トランプ氏のカムバックだけは避けたい』という人たちが、『今投票に行かないといけない』と投票した可能性がある。トランプ逆効果です」と解説。実際、共和党支持者の中でも「トランプ氏には出馬しないでほしい」「トランプ氏が再出馬すれば、反対票を投じる民主党支持者も増えると思う」という声があるという。

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)は「共和党が勝ったとしてもそれほど大差がつかなければ、共和党内で『トランプ氏は賞味期限が過ぎた』と見限って、ひそかにトランプ以外の大統領候補を推す動きが出てくるかもしれません」と指摘し、フロリダ州のデサンティス知事の名前を挙げた。

   前嶋教授「デサンティス氏はまだ40代。若い方がいいという声は多くあります。各種世論調査でも、本音では『トランプではない方がいい』という人は結構います。トランプ氏はどうするか、今悩んでいると思いますね」

   MCの加藤浩次「フェイクニュースだとか不正選挙だとか(トランプ氏が主張していることについて)、そこをみんな客観的に見出しているということかもしれません」

(キャンディ)

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