9日(2022年11月)の「THE TIME,」冒頭、MCの安住紳一郎アナが、前日夜に各地で見られた皆既月食について触れた。
「大変怖かっただろうな」
「私も夜7時ごろでしょうか、見ましたけれども、少し赤黒くなってきれいだなと思いました。今は学者の先生たちが何時ごろに見られるとか、何年ぶりに観測だとか、仕組みを上手に教えて下さるので驚きませんが、500年前、1000年前の人たちは突然月が赤くなったりして大変怖かっただろうな。そんなことも思いました。やはり、人の不安を解消するのは知識とか情報なんだろうなと、情報番組を担当する1人の人間として月を見ながら思いました」と、斜め上を見上げながら、自己陶酔気味に語っていた安住アナ。
その後、「なんだか、きのうの夜、すごい誓いを月に立てた気がするのですが、一晩寝たらすっかり忘れてしまいました。いつもの私でごめんなさい」と素に戻った。
宇賀神メグアナ「私も写真を撮りながら、『お腹いっぱい唐揚げが食べられますように』っていう誓いを立てました」
安住アナ「ほんっとに。こんな2人でお届けしています」
宇賀神アナ「すみません」
番組終盤で発表された視聴者による「ニュース関心度ランキング」1位も「442年ぶり!皆既月食×惑星食」(関心度78.3%)。安住アナによると「70%を超えるのは珍しい」そうだ。
番組は、全国各地で撮影された赤い月や、天体観測を楽しんだ人々の声を紹介。さらに、なぜ「月が赤黒く見えるのか」を国立天文台・天文情報センター長の山岡均さんに聞いた。
「太陽からの光が地球の大気で屈折し、月に当たる。夕焼けだと太陽が沈んだ後も遅くまで届くじゃないですか。それと同じ。(赤い光が)回り込んでくるんですね」(山岡さん)
波長が短い青い光は大気中で散乱するが、赤い光は散乱しにくいため、地球を回り込んで月を照らすということだ。
(ピノコ)