人気グループ「King&Prince」の3人のメンバーが「脱退」を表明した。残った2人のメンバーがグループを継続するとしているが、「スッキリ」のMC加藤浩次は7日(2022年11月)の番組で、「前向きにとらえた方がいい」と語った。
King&Princeの岸優太さん(27)、平野紫耀さん(25)、神宮寺勇太さん(25)の3人が4日、グループから来年5月に脱退し、その後ジャニーズ事務所を退所すると発表した。今後は、永瀬廉さん(23)と高橋海人さん(23)が2人で活動を続けていくことになる。
「辞める覚悟もあるし、残る覚悟もある」
このグループは、故ジャニー喜多川社長が最後にプロデュースしたもので、2018年5月に「シンデレラガール」でデビュー、4年連続で紅白歌合戦に出場、国民的な人気グループに成長した。来年にデビュー5周年を迎える予定だった。人気絶頂の中で、なぜ脱退退所を決断したのか?
平野さんは、「海外で活躍できるグループになることを目指して頑張ってきましたが、活動方針に違いが出てきました」「メンバーそれぞれが年を重ねて、それぞれが経験を積んで。改めて自分の年齢と向き合った時に、海外で活躍できるグループを目指すのは、もう遅いのだと感じ、目標を失い、今回の決断に至りました」。
岸さんは、「海外に通用するスキルを身に着けることを、(テレビ出演などと)同時にやる器用さは自分にはなく、夢と目標に、自分の実力の差とギャップを感じるようになった」。
神宮寺さんは、「ぼくは海外に進出することが、僕自身とジャニーさんと、そして応援してくださっているファンの皆様の大切な夢の一つでした」「メンバーが一人でも退所するという話が出た時に、自分も退所させていただくということを、自分のなかで決めていました」。
残る高橋さんは、「正直、寂しいです。お互いを鼓舞してここまで頑張ってきたこと、なによりメンバーと出会えたことを心から誇りに思っています」。
永瀬さんは、「メンバーの決断を、ジャニーズJr.からともに頑張ってきた仲間として尊重したいと思う。メンバーがそれぞれの人生、目標に向かうための決断を、温かく見守っていただけたら幸いです」
芸能リポーターの駒井千佳子さんは「(ジャニーさんは)アメリカでデビューさせたい、という思いがすごくあった。海外での活動もあるが、その奥にあるのは、一番肝なのが、ジャニーさんとの約束だった」。仲間のメンバー脱退経験がある、KAT-TUNの中丸雄一さん(39)は、「一先輩としてはもったいないな、というのが正直な感想ですね。今よりももっとスターになれる人たちだと思っていた。ただそれをわかったうえでの決断だと思う」
MCの加藤浩次「それぞれがちゃんと意見を持っているからこそ、こういう道になったのかな。前向きにとらえた方がいいと思う」「辞める覚悟もあるし、残る覚悟もある」
同世代のグループ「Travis Japan」は今年の春、メンバー全員がロスに無期限留学・武者修行にいったことの影響もあったとの見方もある。
(栄)