岩倉舞(福原遥)がパイロットとして挑んだスワン号のテスト飛行は問題なく終了。しかし、実際のペダルが思った以上に重かったことで、舞はすっかり自信を失ってしまった。
舞から相談を受け、設計担当の刈谷博文(高杉真宙)はプロペラ部分の設計の見直しをするが、それには金属部品の加工が必要だった。
舞は部員たちとともに父・浩太(高橋克典)に相談。浩太は張り切って引き受けた。その一方、舞が彼氏を作る年頃になったことに気づき、不安になるのだった。
前日にたこ焼きパーティー
スワン号の記録飛行の本番を数日後に控え、舞はやっと目標にしていた体重まで減量することができた。
骨折が完治した由良冬子(吉谷彩子)は、記録飛行前日には炭水化物を解禁して構わないと告げる。飛行のために体力が必要だからだ。
本番前日、部員たちはたこ焼きパーティーを開き、舞をねぎらう。
いよいよ当日。目標は女性パイロットの世界記録である15.44キロメートルを超えることだ。
琵琶湖の上空へ飛び立ったスワン号。舞は自分が空を飛んでいることに心を震わせた。
一心不乱にペダルをこぎ続けた舞の記録は3.5キロ。しかし舞はこの上ない幸せを感じていた。
記録飛行が終わり、「なにわバードマン」から3年生が抜けた。部長は鶴田葵(足立英)から佐伯功(トラウデン都仁)に代替わりした。
舞は再びパイロットになることを希望していたが、選ばれたのは由良。落ち込む舞に、由良は自分の夢がジェット機のパイロットになることだと明かす。
舞の中で、パイロットになりたいという気持ちが日に日に大きくなっていった。そしてついに、難関の航空学校を目指すことを決意する。
しかし、浩太とめぐみ(永作博美)にはなかなか思いを打ち明けることができない。
そんな中、受験勉強と学費を稼ぐためのアルバイトのため、舞は「なにわバードマン」休部を申し出る。(2022年11月7日~)