オードリーの2人がMCを務め、今注目の有名人と打ち合わせナシのフリートークを繰り広げる「あちこちオードリー」(毎週水曜午後11時06分、テレビ東京系列)。11月2日の放送では、「いろいろあったけど結局は自力で売れた2組」として、さらば青春の光とAマッソが並んで登場しました。
「脱竹組」の共通点、さらば青春の光とAマッソ
世間を騒がせて仕事が激減した時期があるものの、現在はレギュラー番組を複数持ち、YouTubeも絶好調の2組。実は竹芸能で先輩・後輩の間柄で、今は辞めてしまった「脱竹組」という共通点があります。
Aマッソ・加納さんいわく、「さらば(青春の光)さんは自分で辞めたから"脱竹"だけど、うちらは、ほぼほぼクビだったから"駆竹"」なのだとか。さらば青春の光・森田さんが「Aマッソはキンタローのケツを蹴ってやめた」と言うと、加納さんは「いやいや、色々尾ヒレついてるから」と笑いながら否定します。
真相は、加納さんが舞台上で当時超売れっ子だったキンタローさんのお尻を思いっきり蹴ったところ、松竹芸能のお偉いさんが「うちの商品に傷付けんといてくれ」と言われたことが、退社のきっかけだったとのこと。あくまでツッコミとして蹴りを入れただけで、お客さんにもウケたにもかかわらず、こうした扱いを受けたと話します。
その後、松竹芸能の偉い人に「もうこの会社にはいてもらわなくて大丈夫です」と言われたそうですが、当時周囲に怖がられていた加納さんは呼ばれず、相方の村上さんだけが呼ばれたのだそう。それを村上さんが加納さんに伝えたところ「辞めたるわ!」と激怒して退社に至ったと言います。
一方のさらば青春の光は、お金の問題で会社と揉めたというのが定説。「当時のギャラの割合は"9.3(会社)対0.7(芸人)"」と信じ難いほど冷遇されていたようですが、彼らが辞めた今は5:5に大きく改善されたようで、先輩芸人たちから「お前らが辞めてから優遇されるようになった」と感謝されているそうです。
春日「信念がある奴は強いわ」あっさり負け認め
いろいろあって松竹芸能を退社した後も、それぞれの実力でのしあがってきた2組ですが、1人だけ仕事に対する熱意が薄いのがさらば青春の光・東ブクロさん。趣味のゴルフのために『ラヴィット(TBS系列)』の出演を断ったこともあるそうで、ここでテレビ番組出演者本数ランキング1位を狙う春日さんとのディベートが始まります。
東ブクロさん「芸人も働き方改革していかなあかんと思う。あれ(出演者本数ランキング1位)に達成感ないでしょ」
春日さん「あるわ!1回トップになりたいっていう」
東ブクロさん「でもその分、すり減ってますよ。趣味に費やす時間とかないじゃないですか。そっちが充実して仕事があって、なんぼやと思うんですよ、そもそも芸人になって何をやりたかったかっていう」
春日さん「テレビに呼んでいただけることに価値がある。だから1回トップを獲りたい」
東ブクロさん「量より質とか思わないんですか?」
春日さん「質がいい番組にも出してもらってるわ! 量量量じゃないよ別に」
東ブクロさん「でもその分、自分の時間に費やそうとは思わないですか?」
春日さん「まあ、それがなかったら何かできたなとは、一瞬思うけど」
ここで若林さんが「ちょっと待って、一瞬思っちゃだめなだよ」とツッコミを入れ、バトルは終了。春日さんは「信念がある奴は強いわ」と、あっさり負けを認めていました。
この展開に「これであんたが負けたら、こんなやつばっかり増えてしまうわ」と頭を抱えたのが、東ブクロさんの分もひとりで働きまくっている森田さん。最近は体力的な疲労に加え、「こんだけ働いても1億円を超えない」ということでメンタル的にも限界が来ているそうで、「東ブクロがうらやましてく仕方がない」と本音をこぼします。
それでも、「こいつが倒れたら終わり。その分、俺が頑張ろうというのはない」とあくまでマイペースな東ブクロさん。放送終了後のツイッターでは「東ブクロvs春日面白かった」「東ブクロは人間性に問題はあれど、魅力があるんだろうな」などの感想が飛び交っていました。
(Hibunny)