けさ3日(2022年11月)の8時前に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、「モーニングショー」はJアラートが発出される中で始まった。司会の羽鳥慎一が防衛省や海上保安庁、ソウル支局からの情報を刻々と伝え、北朝鮮の意図を探った。
辺真一氏「水爆実験をやりかねない」
「コリア・レポート」編集長の辺真一さんは「現在行われている米韓連合空中訓練はビジランドストームと呼ばれているのですが、北朝鮮はこれをキッカケにアメリカが攻撃してくるんじゃないかと本気で恐れているんです」と見る。「北朝鮮の軍ナンバーワンのパク・チョンチョン党秘書は、米韓訓練がイラク戦争の際にアメリカが使ったデザートストーム(砂漠の嵐)を真似た名称なのは、北朝鮮攻撃の強圧的軍事訓練だからだと警告していました。実際、アメリカはパナマやグレナダを軍事訓練からそのまま攻撃しています。立て続けのミサイル発射は、これ牽制するためのものでしょう」
どこまでエスカレートするのか。辺さんはちょっと信じたくないような予測をした。「最悪の場合、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の火星15に水爆を搭載して、太平洋上で水爆実験をやりかねないと非常に心配してます」
軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんは「最終的には核実験を狙っているんだろうなと推測できます」と話す。米韓訓練はあす4日までだが、アメリカでは今月8日には中間選挙がある。バイデン大統領に揺さぶりをかけるためにも、金正恩の暴走は続きそうだ。
(カズキ)