けさ早くから北朝鮮がミサイルを連続発射したため、きょう3日(2022年11月)の「めざまし8」は放送時間を1時間遅く変更して始まった。その北朝鮮ミサイル発射について「きのう20数発、きょうは3発、北朝鮮はなぜこのような行動に?」と司会の谷原章介が驚きとともに取り上げた。
「米韓軍事訓練に反発」ほかにも3つの理由
米韓の軍事訓練に対抗するというのだが、龍谷大学の李相哲教授は「ほかにも3つの理由が考えられます」と指摘した。一つは1週間前に発表された米国防総省の報告書にある「北朝鮮が核兵器を使えば金王朝生き残りのシナリオはない」との文言に反発、狼狽したらしいこと。米国と韓国が北朝鮮政策を変えそうにないことからも強硬な態度に出た、さらに韓国内に揺さぶりをかけるためでもあるという。
谷原「米韓が変わる可能性はありますか」
三浦瑠麗(政治学者)「それはない。この状態がしばらく続くだろう。日本にとっては防衛予算が圧倒的に足りない中で、多数のミサイルをいっぺんに発射する飽和攻撃にどう対応するかの話をしないといけない」
大空幸星(実業家)「これが日常化し、我々が馴れてしまうのが怖い。避難といってもどこにしていいかわからない人も多い」
政府はけさの北朝鮮による7時台のミサイル発射に対して、いったんは「日本列島上空通過」と発表した後に訂正した。あわただしい中で警戒態勢の課題を指摘する声も高まりそうだ。
きょう中、さらにあす以降も北朝鮮が発射する可能性も消えていない。李教授は「北朝鮮は続けると思います」としながら、べつの見方として米韓が北朝鮮にストレスを与え、消耗させる意図もあると分析する。
国民生活を脅かしかねないミサイルの連続発射をめぐって、緊張感がいっそう高まり続けている。
(あっちゃん)