駅前や繁華街の迷惑放置自転車が大阪市の財政を大きく圧迫している。その額2億6000万円。撤去と保管に1台およそ5000円かかるが、持ち主が引き取るときの撤去保管料は1台2500円なので、撤去すればするほど赤字が膨らむという。けさ2日(2022年11月)の「モーニングショー」でリポーターの齋藤寿幸が報告した。
「回り回って、自分たちの...」
大阪市の放置自転車は年間10万台、大阪駅前は全国ワースト5位で、リポーターの齋藤寿幸が行ってみると、「駐輪禁止場所なんですけれど、ご覧のようにずらりと自転車が並んでいます」と伝える端から、平気で次々に自転車を置いていく。斎藤が乗ってきた人に聞いてみると、「便利ですから」「空いていたから」「いっぱい止めてあるから」と置いていくのが当たり前のように話し、なかには「やめといたほうがいいと、僕も思いますよ」と開き直る男性もいた。駅前の通路、歩道橋の下、路地も自転車で埋まってまともに通行もできない。
市民の多くは「違法な方に税金を持っていかれるのは困る」「われわれの税金ですから、赤字になるようであればやっぱり問題ですよ」と話すが、大阪市は有効な対策がなく頭を抱えている。
アシスタントの森山みなみアナ「撤去保管費用を1500円から2500円に引き上げたのですが、すると引き取り率が52%から43%の下がり、かえって赤字が増えてしまったんです」
浜田敬子(「AERA」元編集長)「自分一人くらいはいいだろうという気持ちなのでしょうけれど、赤字が2億円以上もあるということは、その税金が他の必要なものに使えなくなってしまっているということなんですよね」
司会の羽鳥慎一「回り回って、自分たちの行政サービスの低下につながっていきます」
駐輪禁止エリアにとめたら、路上喫煙禁止条例のように、その場で過料を科したらどうか。
(カズキ)