電気料金、次々「値上げ」へ いくら上がる?モーニングショーが試算

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   東京電力は多くの家庭が契約している「規制料金」の値上げを検討する方針を発表した。電気の規制料金は政府が上限を定めていて、大手電力10社すべてが上限に達している。東京電力はこの上限引き上げを政府に申請する方向だ。これによって家庭の電気料金はどのくらい増えるのか、けさ2日(2011年11月)の「モーニングショー」が試算した。

  • 電気料金はどこまで上がるのか(写真はイメージ)
    電気料金はどこまで上がるのか(写真はイメージ)
  • 電気料金はどこまで上がるのか(写真はイメージ)

東京電力だけでなく...

   アシスタントの森山みなみアナ「東京電力の電気料金は、平均モデル家庭で去年11月は7371円でしたが、現在は9126円となっています。これが来年春ころにはさらに2000円ほど上がる見通しです。来年1月から政府の電気料金支援が2000円ほどありますが、これが丸々相殺されると見られます」

   東京電力だけでなく、四国電力、沖縄電力も値上げを検討していて、東北電力、北陸電力、中国電力はすでに来年春の値上げを発表している。「規制料金」を超えた分は電力会社が負担する仕組みなので、電気を売れば売るほど電力会社は赤字になる状態なのだという。

   第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さんは「(高い電気料金は)少なくとも1年ぐらいは辛抱が必要だろう」と見ているが、水曜コメンテーターの浜田敬子(「AERA」元編集長)は「再エネに大きな投資せず、火力に頼るという、言葉はきついですが、場当たり的な対応のツケが消費者にきているということかなと思いますね」という。

   司会の羽鳥慎一「来年3月まで節電をお願いしますというのが、もう来月(12月)から始まります。電力供給の問題も根本的に解決されていないということです」

   クリスマスのイルミネーションなども、電気料金の値上がりと節電で、今年は中止になったり地味めになったりということが多そうだ。

(カズキ)

姉妹サイト