木曜劇場「silent」(フジテレビ系)第4話が10月27日(2022年)に放送され、青羽紬(川口春奈さん)の恋人、戸川湊斗(鈴鹿央士さん)の決断に、多くの視聴者が涙を誘われたようだ。(ネタバレあり)
佐倉想(目黒蓮さん)は湊斗に誘われ、高校の同窓生たちとのフットサルに参加した。湊斗の提案で、手話ができる紬も「通訳」として同行する。
「紬、想の横にいる時が一番かわいいんだよね」
紬の元に休憩に来た湊斗に、紬は想が「デフサッカー」を始めることも考えていたと明かす。紬は
「サッカー上手だし、やっぱり好きで続けたかったと思うし。でも、認めるみたいで苦しかったんだって。耳聞こえないこと。認めるも何もって思っちゃうけど、健康に、のんきにヘラヘラ生きてきたからそう思っちゃうけどさ。当たり前にあったものなくなって、そんな簡単に受け入れらんないよね。3年前くらいに、もうほとんど聴こえなくなったんだって。イヤホンつけても、音流れてこないのかとか。字幕のない映画観れないのかとか。人と、声で話せないんだとか。卒業してから、特にこの3年、どんな風に生きてたんだろうって。どんな思いで、この3年...」
と想について語って声を詰まらせ、「なーんてね。私が何か勝手に感傷的になってしまったりなんかして」と湊斗に笑いかける。
紬の話を聞いた湊斗は、「紬、お願いがあって。別れてほしい。別れてほしい。別れよう」と告げる。「何で?」と聞いた紬に、湊斗は「好きな人がいるから」と答えた。
この休憩の前、想をジュースを買いに誘い出した湊斗は、「紬、ちゃんと食べて寝てるかだけ、それだけは気にかけてね」と、紬について話し始める。
「この3年、本当は、楽しくなかったと思う。行きたいとこ、食べたいもの、ほしいもの。俺全部、何でもいいよって。紬の好きでいいよって言うから、つまんなかったと思う。紬が教えてくれた、音楽とか映画とか...いいねって感想しか言えなくて、俺ほんとつまんないから。想は違うからいいんだけど、大丈夫なんだけど。紬、想の横にいる時が一番かわいいんだよね。知らなかったでしょ?いつでも自分が見てきたあの紬だと思ってるでしょ」
と涙ながらに語りかけた。
想も涙を流しながら「耳、聞こえないんだよ」と声で伝えると、湊斗は「耳聞こえないだけでしょ?他に何にも変わってないから」と返す。
「別に、想のためとかじゃなくて、どっちかというと紬のためで、ほんとに本音を言えば自分のため。俺がしんどいだけ。2人見てて、2人がどう思ってるか、何考えてるかわかるから」
と打ち明けた湊斗に、想は「湊斗...」と声を振り絞る。湊斗は「呼んであげて。紬も、紬って。喜ぶから」と、泣きながら笑顔をみせた。
自分が身を引こうとする湊斗の姿に、ツイッターなどでは
「切なすぎて涙止まらない 湊斗くん、君は優しすぎるよ」
「紬、想の横にいる時が一番可愛いんだよね。で涙腺崩壊した辛すぎる」
「苦しくて号泣 みんな幸せになってほしい...」
と、涙の反応が相次いだ。
(TT)