リモートワークが当たり前になり、働き方も見直されているが、いま逆に「職場に行って叱られたい」という若者が増えているという。けさ27日(2022年10月)の「モーニングショー」が取り上げた。上司や先輩に叱られないことに不安を感じるというのだ。
「グーグルですら、週3日出社を義務に」徐東輝(弁護士)
街で聞くと、大手IT企業に勤める25歳の男性は「リモートで叱られた経験ないですね。(自分は)関心持たれていないのかなと思ってしまう」、保険会社入社1年目の女性(22歳)は「ミスしたときにお叱りを受けることがないので、大丈夫かなと思ったりします」、IT系の男性(25歳)は「友人は完全にリモートで、ちょっと寝坊しても注意されることがないといってました。リモートより叱られる現場の方がいいなと思っちゃいますね」と話している。
アシスタントの森山みなみアナ「大企業入社3年目までの若手社員を対象にしたアンケートでは、『一度も叱られたことがない』という回答が25・2%でした。『叱られた記憶がない。親戚の子どものように扱われている』という声もありました」
森山アナは去年4月にテレビ朝日に入社したまだ駆け出しだが、「リモートで働く友人と話していると、コロナ前に入社した先輩と比べて、新人のうちに任される仕事が少ないそうなんです。結果次第で叱られる可能性があるような仕事を任せてほしい、やりたいという感覚なんじゃないですかね」と話す。
木曜コメンテーターの徐東輝(弁護士)「あのグーグルですら、週3日出社を義務にしてるんですね、本社で。叱る、叱られるというのは別にして、出社することで得られる組織の生産性とか一体感とかがあるので、リモートと出社というハイブリットを各企業が工夫していかないといけないと思います」
リモートワークが半分以上という会社員たちに聞くと、20代の6割が「出社の頻度を増やしてほしい」と答えている。1週間に3日出勤、2日リモートで、ときどき叱られるというぐらいがいいということかな。
(カズキ)