米女子バスケ選手「重すぎる」と訴えたロシアでの懲役9年判決、「スッキリ」が伝えた大麻所持事件の詳細

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   ロシアで麻薬所持と密輸の罪によって懲役9年の実刑判決を受けた米女子プロバスケットボール選手のブリトニー・グライナー選手(32)について、きょう27日(2022年10月)の「スッキリ」が詳しく解説した。グライナー選手をめぐっては、米バイデン大統領が「解放について話したいというなら(プーチン大統領に)会うだろう」と発言しており、「首脳会談の可能性もあります」と森圭介アナウンサーが伝えた。

  • 控訴審でも減刑の訴えが棄却された(写真はロシア国旗)
    控訴審でも減刑の訴えが棄却された(写真はロシア国旗)
  • 控訴審でも減刑の訴えが棄却された(写真はロシア国旗)

加藤浩次が例に挙げた40年前の映画が渋い

   2021年の東京オリンピックにも出場したグライナー選手はことし2月、試合に出場するためロシアに入国した際に、大麻オイルを所持していたとして身柄を拘束され、麻薬所持と密輸の罪で起訴された。グライナー選手は「私は悪意のない間違いを犯した。判決で私の人生が終わらないことを願います」と話していたが、8月に懲役9年の罰金100万ルーブル(約240万円)の判決が言い渡された。

   グライナー選手のリュックから見つかったのはハシシオイル入りの電子たばこで、幻覚などの精神作用を示す成分が多く含まれるタイプの大麻。ロシア側の報道によると、スポーツ障害の痛みを和らげるために米アリゾナで主治医から処方されたものだったという。

   グライナー選手の弁護団は「最長10年の懲役で9年は長すぎる。平均的には5年」と主張し、今月25日に減刑を求めて控訴審が開かれた。グライナー選手は「裁判の一審でトラウマになるような経験をした。私が犯した罪に対し、禁錮9年は重すぎる」と訴えたが、裁判所は訴えを棄却した。

   米バイデン大統領は「(グライナー選手ら)拘束中のアメリカ人の解放交渉を行えるなら、プーチン大統領との首脳会談に応じる余地がある」との考えを示している。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)が「過去にも、他国に持ち込んではいけないものを意図せず持ち込んで、通常では考えられない刑になった例がたくさんありますよね。彼女も気を付けなければいけなかったが、それにしてもかわいそうです」とコメントしたのに対し、MCの加藤浩次は「映画だったら『ミッドナイト・エクスプレス』。トルコで何年も拘束されたという実話をもとにした映画があります」と、40年以上前の映画を例に挙げる渋いチョイスを見せた。

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「(身柄拘束が)ウクライナへの侵攻と時期が重なっており、明らかに政治的なにおいがしています。グライナー選手は同性婚やタトゥーなどアメリカの価値観を象徴している人。プーチンが見せしめに罰している意味もあります」

(キャンディ)

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