カラス大群出現と「温暖化」の関係とは (めざまし8)

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   「けさのオープニングニュースは福島県郡山駅前に現れたカラスの大群です」と25日(2022年10月)の「めざまし8」で司会の谷原章介が切り出した。フン害など問題になっているが、背景には温暖化の影響があるという。

  • カラスの大群が(写真はイメージ)
    カラスの大群が(写真はイメージ)
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永島優美アナ「これだけの数もいると怖いですね」

   先週の郡山駅周辺、夕暮れの空を埋め尽くさんばかりにカラスが旋回している。今月に入ってから大量に目撃されるようになった。近所の人たちは「困ったことです。フンが落ちてくるのでベンチには座りません。」といっている。郡山駅前大通商店街振興組合の佐藤晃正理事長は「10月から3月の終わりくらいまで、特に冬の時期はカラスが増える。被害は道路上がフンで汚れるのが一番」と話す。

   鳥の生態に詳しい東京大学の樋口広芳・名誉教授は「ミヤマガラスの大群のように見える。中国の東北部やロシア南東部から秋から冬にかけて日本列島にやって来る」と話し、「猛禽類が少ないため、都市部にも現れやすくなり、郡山駅にすみ着いた可能性がある」とみている。

   かつては九州など温暖な地方で目撃されていたが、東北の郡山に集まってきたことについて、樋口氏は「1つには温暖化の影響がある。何十年前にはミヤマガラスはいなかったんですよ。温暖化が進んで東北地方の雪が少なくなって、田んぼの地面が露出して食べ物が取りやすくなり、越冬地として選ばれるようになったのですね」と説明する。

   谷原「カラスも渡ってくるものもあるんですね」

   永島優美アナ「これだけの数もいると怖いですね」

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「ちょっと驚きです。仮に食べ物が駅前周辺にあるとすると、それを何とかしなければなりませんね」

   谷原「地球環境の変化という大きなうねりの中の一つかもしれませんが」

   武井壮(タレント)「自然の中で起きていることで、地球は人間のものではないから、みんなで共存して行けたらいいかと思います」

(一ツ石)

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