旧統一教会の会見手法に「ここまでやる?」 「スッキリ」が伝えた反応

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   旧統一教会の勅使河原秀行・教会改革推進本部長がきのう20日(2022年10月)、記者会見を行った。2世信者をズラリと登場させて「教区長に抜擢する」とアピールしたり、教団側が自民党議員に推薦確認書への署名を求めていたことについてコメントしたりと盛りだくさんの会見だった。そのなかで、きょうの「スッキリ」は、会見中に勅使河原氏が紹介したある映像に焦点を当てた。

  • 番組ツイッターより
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「元妻」インタビュー映像を流す

   その映像とは、高額献金によって家庭が崩壊し、長男が焼身自殺したと訴える高知県の橋田達夫さん(64)の元妻である現役信者のインタビュー映像だ。

   橋田さんは弁護士とともにたびたびマスコミに登場し、教団による被害や対策の必要性を訴えてきた。きのうの会見で勅使河原氏は自ら橋田さんの名前を挙げて反論し、突然、元妻によるインタビュー映像を流した。

   映像では質問が字幕で表示され、元妻が答えるスタイル。「新婚当時から喧嘩をしない日はなかった。教会に入ったら喧嘩しなくなった」「(自殺した長男の部屋に教会への恨みごとが書いてあった、という報道については)100%ないです。書いてませんでした」などと語った。橋田さんがメディアで主張していることに対し、元妻を使って教団側が反論した格好だ。

   映像終了後、報道陣からは「被害を申告した人へのものすごい冒とくだと思うが、誠実な対応だと思うか」「記者会見で夫婦内のことを断りなくさらすのは被害者の名誉回復を阻害しているのでは」と厳しい質問が相次いだが、勅使河原氏は「(橋田さんの主張が)まったく事実と異なり、違和感がある。(元妻は)違うと言っているのだから、テレビで反論してほしいと申し上げた」「私たちの名誉のためにも言う必要があると最終的に判断した」などと抗弁していた。

   会見のもようを自宅で見ていた橋田さんは「ここまでやる?家族を」「ちょっと教会に電話して。これは許せん」と怒りが収まらない様子だった。また、元2世信者の小川さゆりさん(仮名)は「信者を盾にして自分たちの弁明に利用するのは最低な行為」とコメントした。

   前田裕二(ライブ動画配信サービス「SHOW ROOM」代表)「教団側の焦りを感じます。このような発信が増えれば増えるほど、『これは問題ではないか』という我々の違和感が強まり、政府はそれを受けて解散命令へと進む流れができるのではないでしょうか」

   MCの加藤浩次「そのための質問権の行使、ということですね」

(キャンディ)

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