セルフレジ未払い、「うっかり」か万引きか 谷原章介も「うっかり」経験(直後に気付いて精算)を告白

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   「最近、スーパーなどで見かけることが多くなったセルフレジ、会計しないまま店を出てしまうケースが相次いでいるそうです」と司会の谷原章介が伝えた。「うっかり、というケースもあるようですが、本当にうっかりミスだとしても逮捕される可能性があると言います」と堀池亮介アナが注意を呼びかける。

   商品バーコードの読み込みは店員、客は無人の精算機で支払うセミセルフレジや、読み込みも客が行うセルフレジ。番組は埼玉県吉川市のスーパーマーケットを訪れた。「スムーズなので楽かな」(30代男性)、「非常に早くていいと思いますね」(50代男性)とお客さんにも好評だ。

  • 支払いは確実に(写真はイメージ)
    支払いは確実に(写真はイメージ)
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「1カ月に3~5件」の店も

   だが実は、ある問題がある。精算しないまま商品を持ち去ってしまう未払いの被害が起きているのだ。スーパーの常務取締役は「(未払いは)1カ月に3~5件、気がつかないと、もうちょっと多いかもしれない。5~10件ぐらい」。

   なぜ、目の前の従業員が気づけないのか。全国万引犯罪防止機構の近江元・理事は「お店の人はゆとりがないんじゃないかな。だから、やろうと思ったら出来てしまう」と話す。このため、この店では、セルフレジ1台に防犯カメラ1台設置している。それでも、被害はなくならない。

   客の方では、「カゴにいれて、そのまま(持って帰ってしまったり)みたいな」ケースがあるという。店側が万が一、未払いを見つけたりしても、「うっかり」なのか、「万引き」なのか、判断が難しい。

   若狭勝弁護士によると、「うっかり」でも刑事事件に発展する可能性があるという。「『きちんとレジが通ったと思っていました』と言ったとしても、おいそれとなかなか『そうですね』とはならない。場合によっては現行犯逮捕されたりとか、そんなことが結構起きてくると思う」

   司会の谷原章介「僕もセルフレジになったばかりのときに、同じようなうっかりの経験があり、あわててすぐに戻ってきました。今、移行期なので、いろんな事が起きると思いますね」

   セルフレジでトラブルを防ぐため、客の側は何を注意すればいいのか。万引き対策専門家の伊藤ゆう氏は「万引きと疑われないために、払う意思があるんだと財布は先に出しておく、私物のかばんなどは精算エリアに置かないこと、一つ一つ、落ち着いてゆっくり正確に精算すること」と指摘、番組がパネルで説明していた。

(一ツ石)

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