陸自セクハラ問題 防衛省の無責任体質に怒りのコメント続出 加藤浩次「内部でもみ消し」「やっぱり全体がおかしい」

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加害者4人が直接謝罪

   9月6日、浜田防衛相が「ハラスメントは基本的人権の侵害であり、自衛隊の精強性を揺るがす、決してあってはならないことであります」。同29日には、防衛省幹部2人が「たいへん申し訳ございませんでした」。日常的に複数の隊員がセクハラをしていたことを認めて謝罪した。加害者を懲戒処分とすることを明らかにした。五ノ井さんは、「遅い。必ず私の方に直接謝罪に行くように」。陸上幕僚監部・人事教育部長は「そのようにできるよう対応してまいりたい」。そして、ようやく加害者4人の直接謝罪となった。

   4人は謝罪の手紙を出したが、うち3人は、セクハラ行為を「軽率な行動」と表現。一方で上官の手紙には、「五ノ井さんに対して距離が近づきすぎ、不快に思わせた」と書いてあった。これに対し、五ノ井さんは「被害者は自分だけではない」。「(4人を)信じて待っている奥さんや子供たちへの裏切りだと思っています」。4人は退職する意向だ。

   MCの加藤浩次「五ノ井さんは声を上げていた。内部でもみ消しですよ。過去にもあったし。それが常態化していた。自衛隊の中で。チェック機関もあるのに、そこに行ってもダメ、不起訴になる。これって、やっぱり全体がおかしい」。

   ロバート・キャンベル早大特命教授「第3者から言えば、ふざけるな、という思いしかない、この組織(自衛隊)に対して。世論を鎮火させようと思いが組織にある。それでセクハラが予防されるのか。何より保護者達が、自分の子どもたちをこの組織に送り込むのか。防衛が大事だということを、国民がようやく正面から議論しようとしている時に、子どもを、あるいは若い人は自分からこの組織に行こうと思うのか。組織のトップは責任もって考えるべきだ。管理責任に及ぶ」。

   加藤「組織はやはり上が変わらないとだめ。加害者は当然許されない。その組織の他の人間が許されていたら、やはり同じことが繰り返される。組織にも同じ責任がある」

(栄)

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