旧統一教会幹部が「メディアに出てほしくない」 「元妻が信者」男性の恐怖体験に堤伸輔「教団の体質そのもの」

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   今日18日(2022年10月)の「モーニングショー」は、昨日に続いて旧統一教会問題を大きく取り上げた。17日、岸田総理は「私が責任を持って解決する」と国会答弁。永岡文科大臣に対し、質問権を行使して調査をするよう指示を出した。岸田総理は結論の時期について明言を避けたが、永岡大臣は手続き途中でも解散命令請求を検討するとしている。

   高知から上京し、答弁を傍聴する男性。旧統一教会信者の元妻が1億円の献金を行い家族はバラバラに、さらに長男が自ら命を絶つという被害を受けた橋田達夫さんだ。

  • 番組サイトより
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「すっと敷地に入ってきたので怖かった」

   傍聴を終えた橋田さんは会見を開いたが、そこで飛び出したのは教会側がアポなしで自宅を訪問したという驚きの事実だった。

「一昨日、旧統一教会の勅使河原さんが会いたいと言ってきた。『東京に行くから僕は日曜日会えない』というと、午後4時過ぎくらい、突然(勅使川原氏が)一人でマスクを外して来たんですよ。ビックリして警察呼んだ。すっと敷地に入ってきたので怖かった。バッグさげてましたからね。中に何が入っているのかわからない。強引さ、密室さはやめないと」(橋田達夫さん)

   橋田さんの被害については、教会の勅使川原本部長は「高知の問題については直接対応します。何が起きたか真摯に耳を傾けて、事実関係を明確にして改めるべき点は改め、返金が必要であれば応じる」としていたが、勅使川原氏が橋田さんに話した内容は何か。

「僕にメディアに出てほしくないとはっきり言いました。でも僕はどんどん出ますよ。昨日も(勅使川原氏に)言いました。こういう宗教があったから犠牲者が出た。こういう宗教がなかったら楽しい人生があったのではないか」(橋田達夫さん)

   番組では、元信者でジャーナリストの多田文明さんをスタジオに招いて話を聞いた。

   多田文明さん「教会は自分たちの都合の悪いことは隠す。もう一つ問題なのは突然の訪問。相手の気持ちを考えていない。突然訪問されると相手の術中にはまってしまう。よかったのは警察や新聞社に電話したこと。1対1といっても彼の後ろに組織がある」

   菊間千乃(弁護士)「怖かったと思う。断ったのになんでくるんだろう。なんらかの脅しのように聞こえる」

   堤伸輔(フォーサイト元編集長)「教団の体質そのもの。教団の別の人たちが来るかもしれないという威圧を与える。すぐに警察に連絡すべきだと思う」

   質問権を使った調査で解散命令は出せるのか。

   多田文明さん「統一教会は質問をかいくぐってきたプロ集団。時間をかけてはダメ。教団関連会社の不法行為は判決がたくさん出ている。スピード感をもってやってもらわないと」

   菊間千乃「質問でどれだけの成果があるのか。すごく時間がかかっていくように思える。(関連会社の)法令違反や民事の判決で解散請求ができるのではないか」

   堤伸輔「(質問権による調査は)『自民党の議員がどこで挨拶した』といった問題から世間の関心をそらすためだという話もある。何を答えてくるかわからない質問から入るのは遠回り中の遠回り」

(みっちゃん)

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