<1年前のワイドショー>昨(2021)年の今ごろは、各地に出されていた緊急事態宣言が9月末で解除され、コロナ感染者が激減していました。
(J-CAST)ワイドショー通信簿の「コロナ感染『謎の激減』はナゼ? 『2カ月サイクル』説も」(2021年10月12日、フジテレビ系「めざまし8」)には、11日の東京都と大阪府の感染者がいずれも49人だったとあり、激減ぶりは海外でも「謎の激減」と首をかしげられている、とあります。
「不思議な2カ月のサイクル」も
英国の大学教授は、デルタ株の「一通りまん延」説を唱え、米ニューヨークタイムズは「理由は解明できていないが、不思議な2カ月のサイクルがある」としたそうです。
各地に活気が戻りつつあり、観光庁はワクチン接種証明かPCR陰性証明の提示で旅行ツアーに参加できる実証実験を始め、GoToトラベルの再開も検討されました。
そんな中、格安航空会社「Peach」が企画した「旅くじ」が話題になり、「谷原章介が『旅ガチャ』に挑戦(略)」(同月14日、フジテレビ系「めざまし8」)が詳しく紹介しています。
1回5000円で「ガチャガチャ」を回し、出てくるカプセルの中には行き先が指定された航空券のクーポンが。対象は成田空港発着の、釧路や札幌、大阪、福岡のほか、沖縄、石垣などへの11路線。最低でも6000円分のポイントがもらえ、最安値の時期を狙えば、往復航空券をすべてポイントでまかなえるというのです。
「旅ガチャ人気 加藤浩次が驚いたポイント」(同月14日、日テレ系「スッキリ」は、「旅くじ」にチャレンジした人に取材し、25歳の女性は「釧路」を引き当て、ポイントは6000円分をゲット。最安値は1万580円の路線(放送当時)だったので、ポイントを使えば最安4580円で釧路に行けることになった、とあります。ガチャくじの料金5000円と合わせ9580円になるので1000円得になるだけですが、需要喚起策として知恵を絞った結果、楽しい企画が生まれたといえます。
今(22)年は、7月からの第7波が一段落、10月11日から全国旅行支援が始まり、海外からの入国制限も、ほぼコロナ禍前の状態に緩和されました。需要回復が期待される一方、再び「第8波」やインフルエンザとの同時流行の可能性も指摘されていて、これからも3密回避や換気、必要に応じたマスク着用など、基本の感染対策が求められています。油断は禁物です。
ちなみに、「Peach」の「旅くじ」は、期間限定で今年も続いています。JR西日本では、ガチャと似たような「サイコロ」(ネット予約上)で行き先が決まる「サイコロきっぷ」も発売されています。「運」に任せた旅も、楽しそうです。
(コムギ)