観光バス横転事故のナゼ 小澤征悦「運転手さんがエンジンブレーキを知らない、ということはあり得ない」

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   静岡県内の富士山須走口5合目につながる県道できのう13日(2022年10月)、大型観光バスが横転し、1人が死亡、3人が重傷を負った。警察は運転手(26)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕。今後、過失運転致死傷に容疑を切り替え、捜査する。14日の「スッキリ」が事故原因について詳しく報じた。

   ツアーは『フルーツ&海鮮お持ち帰り!ふじあざみラインで行く!富士山五合目&駿河湾クルーズ』という日帰り企画で、ツアー客34人と運転手と添乗員の計36人がバスに乗っていた。

  • 番組ツイッターより
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フェード現象との関係は?

   事故現場はゆるいカーブで、山道を下っていたバスが道路左側ののり面に乗り上げる格好で横転した。埼玉県から参加していた枝川恵美子さん(74)が死亡し、60代から80代の女性3人が重傷を負った。

   記者会見した旅行会社とバス会社によると、事前の安全点検でも問題はなかったが、運転手の容疑者は事故の直前、「ブレーキが利かない」と添乗員に伝えていた。容疑者は峠道などの研修経験はあったが、今回のコースを運行するのは初めてだったという。

   番組では、長い下り坂を走行中に起こりやすい「フェード現象」に注目した。ブレーキはタイヤの内側からの摩擦で回転を止める仕組みだが、長い時間繰り返すと、熱が発生し、ブレーキがききにくくなる。これがフェード現象だ。

   バスには、アクセルから足を離すことによる「エンジンブレーキ」、ハンドル近くのレバーを操作する「補助ブレーキ」、十分減速したうえで踏む「フットブレーキ」の3段階がある。森圭介アナウンサーは「フットブレーキは停車するためのもので、減速するためのものではない」という福岡の西鉄バス研修センターの備前琢郎・指導員のコメントを紹介した。

   MCの加藤浩次「バスの運転手さんだったら、ブレーキの基本はみんな知っているはず。フットブレーキを踏み続けるということなんかが、あるのかなあと思ってしまいます」

   小澤征悦(俳優)「僕自身も山道の下りでは気を付けています。運転手さんがエンジンブレーキを知らない、ということはあり得ない。なぜなのか、わからないですね」

(キャンディ)

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