この冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が心配されているが、政府はきのう13日(2022年10月)に対策タスクフォースの第1回会合を開き、発熱外来の受診基準などを決めた。ピーク時には、1日に新型コロナ感染者45万人、インフルエンザ感染者30万人の計75万人が想定されている。14日の「モーニングショー」は同時流行への備えを解説した。
同時流行の可能性
ゲスト解説の国際医療福祉大の松本哲哉・主任教授は「ここ数年は、本当にインフルエンザは国内でほとんど出ませんでしたから、(社会的免疫が低下しており)この冬の大流行は十分考えておかなければなりません。コロナの第8波も、ドイツなど海外では新たな感染増加が始まっています」と警告した。
アシスタントの森山みなみアナ「医療の逼迫を防ぐため、発熱外来の受診は、基礎疾患のある人、65歳以上の高齢者、妊婦、小学生以下が優先となります。これに該当しない人は、自宅で新型コロナの抗原検査を行い、陰性なら電話やオンライン診療でインフルの診断を受け、近くの薬局で治療薬を受け取ることになります。陽性なら健康フォローアップセンターに登録して自宅療養に入ります」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「予防はワクチンだけど、コロナとインフルどっちから打てばいいんだろう?」
松本教授「いま一番厳しい状況に置かれているかもしれないのは小さいお子さんで、インフルエンザの免疫を持っていないということなんですね。小さいお子さんは感染すると重症化します。3歳未満の子どもはまずはインフルエンザのワクチンを打ってください。高齢者は副反応が強くない人は同時でも構いません。副反応がツラい方は1週間ぐらいずらしてください」
厚生労働省アドバイザリーボードの脇田隆字座長は、新型コロナの抗原検査キットと解熱剤を自宅に備えておくことをすすめている。
(カズキ)