円安がとまらない。きのうのニューヨーク外国為替市場は一時1ドル147円台後半までドル高円安が進んだ。32年ぶりの水準で「銀座や秋葉原では海外からの旅行客が買い物する姿が見られました」と14日(2022年10月)のめざまし8で永島優美アナウンサーが伝えた。
「来日してまで...」
ドルを以前よりたっぷりの円に換えられるのだから、ちょうど水際対策緩和で来日した行楽客にとっては、そりゃあウハウハだろう。
秋葉原駅前で買い物袋をかかえていた米国人男性は「アクションフィギュアを4万円ぐらい買った。アメリカでは倍近くする。買い得はまちがいない」とうなずいた。銀座にいたカナダ人男性は「2人で服を5万円買った。これなんか2000円だったが、カナダなら6000円はする」と、ユニクロらしい買い物袋を見せてくれた。「こんなに買う予定はなかったのに。日本人にとっては、いいことかもしれない」と話すニュージーランドからの買い物客もいた。
司会の谷原章介「海外に行ったときに大変な影響を感じますね。ただ、来日してまでユニクロを買う? 本当にお買い得と思ったのだろうな」
カズレーザー(タレント)「あれは謎ですね。ユニクロで5万円はけっこうな使い方で、すごいですねえ」
来日客とは反対に、日本から海外に出かける人にとっては円安ならそれだけ財布が細る。
永島アナウンサー「いま海外に行くって考えると本当に(物価が)高いですからね」
シンガポールと日本を行き来するという小室淑恵さんは「シンガポールで牛肉食べ放題、日本なら2000円とか3000円が、なんと8000円する。和牛が入ったら1万円ですよ」と円安を実感するという。「日本が安すぎる国に、世界的にはなっている。(お店が)海外でもうけた分を日本で還元してくれる世界展開ならすごくいいな」とも話した。
風間晋(フジテレビ解説委員)「外国人観光客がウハウハするだけでなく、日本国民の多くが笑顔になれるような経済政策をとるのが政府や日銀の責務ではないか」
これまでのところ、日本国民を笑顔にする政策を政府がとることは、あまりなさそうだ。
(あっちゃん)