「ヨーロッパではロシアのウクライナ侵攻により電気代などの高騰が止まりません」と、司会の谷原章介が冬に向かう実状を取り上げた。13日(2022年10月)のめざまし8。
映像はイタリアで起きた抗議デモ。デモ隊が破り捨てた電気代の請求書には、日本円にすると10万円を超す金額が書かれていた。
谷原章介「改めて節電に気をつけたい」
参加者は「このところ物価が3倍。家族に必要な電気・ガス・燃料・日用品の高騰について抗議します」「電気代だけで会社員1カ月分給料の30%を占める」と憤慨する。おととし6月は2万8000円だったガス代が、今年8月は5万6000円だそうだ。
イギリスでも値上がりが続き、10月から電気・ガス料金が80%値上げされた。在住日本人女性は「すべての物が高騰したので節約のしようがない」と話す。1カ月の電気料金は192ポンド(3万1000円ほど)で、東電のモデル価格の3倍という。セントラルヒーティングを切り、家の中でコートを着て、1階にあった仕事場を日当たりのよい2階にうつした。
ドイツは温水プールを止め、フランスはエッフェル塔の消灯時間を1時間早め、公立施設の暖房温度を下げた。ヨーロッパの天然ガス価格は1年前の4倍。冬の寒さで死者が10万人規模の可能性も指摘されている。
いま「ヒーティングorイーティング」との言葉がイギリスではよく出る。「暖まるか食べるか、どちらかを選ばなければならない家庭もある」ということだ。ロンドン在住のジャーナリスト、木村正人さんは「怒りは政権に向く。政治的出来事が起きる可能性は否定できません」と指摘した。
大空幸星(実業家)「日本も対岸の火事ではない。(エネルギーのロシア)依存の危険性が分かったと思う」
谷原「日本はそこまでロシア依存ではないとはいえ、(世界的高騰の)影響は及ぶ。改めて節電に気をつけたい」
(あっちゃん)