NHK朝ドラ「舞いあがれ!」10月12日(2022年)放送の第8話に登場した「激オコ釣り客」役の俳優の放送後ツイートに、視聴者の注目が集まった。(ネタバレあり)
失敗続きの岩倉舞(浅田芭路さん)に、祖母の才津祥子(高畑淳子さん)は「失敗ばすっとは悪かこっちゃなか」と言っていた。舞はある日、祥子の瀬渡しの仕事について一緒に船に乗る。
「どうしてくれんだよ!」
船の客(鶴賀皇史朗さん)は「おばあちゃん、かっこいいね!」と舞に話しかけていたが、降りる際「じゃ、3時によろしく。4時半の飛行機なんで」と祥子に声をかけると、「したら余裕ば持って2時に迎えに来ますけん。このあたりは潮の流れが変わりやすいとですよ」と返され、「勘弁してよ。ギリギリまで楽しみたいんだよ」と不服そうにしていた。
舞と祥子は迎えの時間まで、「悠人と舞が産まれたっち聞いた時、じいちゃんの代わりに作ろうとしてさ、そのままんなっとった」(祥子)というばらもん凧を家で作っていた。
完成したところで家にやって来た一太がお腹を鳴らし、「ばえ~!おやつの時間やね」と言われたところで、祥子は迎えの時間を過ぎていたことにようやく気付き、慌てて家を出て行った。
船着き場につくと、祥子は客に「本当に、申し訳ありませんでした!」と平謝り。客は「どうしてくれんだよ!せっかくの楽しい気分が台無しだよ!ったく、潮の流れだ何だお客様に偉そうに指図してさ」とカンカンだ。
仲間に「もういいじゃないか。民宿も取ってくれたし、飛行機代も出すって言うんだからさ」となだめられ、祥子が「後で、宿にお持ちしますけん」とまた頭を下げると、客は「当たり前だ!」と怒鳴って去っていった。
祥子を迎えに来ていた舞に「失敗ばしてしもた」と弱音を吐いた祥子の手をそっと握った舞は「おばあちゃん、失敗は悪いことやないんやろ?」と祥子を励まし、2人は抱き合ったのだった。
怒り心頭の様子だった船の客だが、演じた鶴賀さんは放送終了後、ツイッターで
「『激オコ釣り客』として出演致しました ずっと『舞ちゃん頑張れ!軍手早い!前髪!』と半ば親の気持ちで観ていたので『コ、コイツ~!』と自分をみてなっちゃいました。舞ちゃん!大人気なく怒ったけど、中の人は応援してるよ!これからも頑張れ~」
と投稿。視聴者からは
「いい激オコ演技でした 舞ちゃんがパイロットになったときに、お客様の大事な時間も乗せているって思い出すんじゃないかなあ」
「激オコさん 中身はいい人でほっこり」
「(今のところ)朝ドラ開始から唯一の嫌なヤツ役の名演お疲れ様でした!」
などのコメントが寄せられた。
(TT)