4630万円誤振込裁判は有罪に?無罪に? 高橋真麻が「ビックリ」した弁護士の見立て

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   山口・阿武町が誤って振り込んだ4630万円の大半がネットカジノで使われた事件で、電子計算機使用詐欺罪に問われた田口翔被告(24)の初公判がきのう5日(2022年10月)、山口地裁で行われた。6日の「スッキリ」は初公判のもようとともに、被告の現在の仕事の内容などを伝えた。

  • 多額の誤振込問題が注目を集めた(写真はイメージ)
    多額の誤振込問題が注目を集めた(写真はイメージ)
  • 多額の誤振込問題が注目を集めた(写真はイメージ)

弁護側は無罪主張

   被告はことし4月、新型コロナ対策の臨時給付金4630万円が誤って入金されたことを知りながら、ほぼ全額を出金して決算代行業者の口座に振り替え、オンラインカジノの賭け金として使ったとされている。長い髪を束ねたスーツ姿で出廷した被告は、起訴事実について「振り込み操作をしたのは私であり、間違いありません。大変申し訳ないことをしたと思っている。阿武町職員との対応でたまったストレスを発散したいという気持ちと、うまくいけばお金を増やすこともできるかもしれないと思った」などと述べた。

   被告が問われている電子計算機使用詐欺罪は、コンピューターなどに虚偽の情報や不正な指令を与えて不正な利益を得た場合に問われる罪だが、弁護側は「被告はうその情報は入力していない」として無罪を主張し、罪の成立をめぐって争う姿勢を見せた。

   菊地幸夫弁護士は「個人的な感触でいうと、7:3で有罪。返してくださいとお願いされているのにもかかわらず、それを勝手に使ってしまうのは非常に悪質。使っちゃいけないのに使ったという意味でも『虚偽』と言える、と言葉を広く解釈して有罪の方向に裁判所が持っていくのでは」との見方を示した。

   被告は現在、人気ユーチューバーの関連会社の飲食店で働いている。大竹真リポーターが代表の塚本洸介氏に現況を聞いた。

   被告は現在、山口県内に住んでおり、デリバリーHPのサイトを制作するための研修を行っているという。「最初はパソコンのつけ方もわからなかった」といい、タイピングの練習やWordやExcelの使い方からスタート。「のみこみはいい。今のところは反省して真面目に働いているのではないか。(給料は)彼の年代とか業界の標準から考えると、平均的な額だと思ってください」と塚本代表は話していた。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「3割の確率で無罪になる可能性もあるというのがびっくりです」

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「人気ユーチューバーが色々お金を立て替えているという報道がありますが、長期にわたって被告の社会的更生を後押しするのか、瞬間風速的にアクセスを稼ぐためなのか、ということを注視しています」

(キャンディ)

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