岸田政権発足1年のきのう「岸田首相が長男の翔太郎氏を総理秘書官に起用しました」と、情報キャスターの倉田大誠アナウンサーが5日(2022年10月)のめざまし8で取り上げた。
若狭勝弁護士は「いまの段階でダメはない」
翔太郎氏は31歳、慶応大学卒業後、総合商社を経て父の公設秘書に就いていた。総理秘書官ともなれば、議員秘書とは違い、一国の首相を朝から晩までつきっきりで世話する国政の重要ポスト。給与は未定だそうだが、過去には年収1000万円を超すこともあった。
松野博一官房長官は「適材適所」、自民党内からは「ご子息だからダメとは限らない」の声が出る一方で、政府関係者の中からは「支持率が下がっている時期に、あえてやる必要があるのかなあ」「一歩間違うと公私混同といわれかねない」の指摘もくすぶる。政治ジャーナリストの田﨑史郎さんは「(岸田首相が)自分の後を継がせるにあたってキャリアを積ませたい気持ちがあるのだろう」と推察。識者や野党内からは「露骨な二世政治家(後継議員)づくり」との批判があがりそうだ。
スタジオのコメンテーター3人に「身内人事もありと思う人は手を挙げて」と問うと、若狭勝(弁護士)が挙手して「今後責任を問われることはあっても、いまの段階でダメはない」と話した。尾木直樹(教育評論家)は手を挙げなかった。
トラウデン直美(モデル、タレント)は思案顔で小さく、肩あたりまで手をあげ「政治の世界でよくあるのが世襲で家族に(議席を)引き継がせるやり方。政治が狭い世界に閉ざされていくイメージ。国民の生活が分かるのか疑問なので、(挙手は)半分ぐらいにしました」という。
倉田「総理に対して何か重しになる存在であるといいと国民として思います」
政治家の身内世襲志向が岸田首相、あなたまでがそうだったのかというお話だ。
(あっちゃん)