ヤクルト村上、シーズン最終打席で56号 玉川徹「人間としてすごいと思う」

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   昨日3日(2022年10月)、神宮球場で行われたプロ野球ヤクルト-DeNA戦でヤクルトの村上宗隆選手が56号ホームランを放ち、王貞治さんが持つ日本選手シーズン最多ホームラン記録を58年ぶりに塗り替えた。今シーズン最終戦、最終打席での歴史的快挙で、神宮球場は興奮に包まれた。

   村上選手は打率、打点ともにトップで、18年ぶりの三冠王も獲得。4日の「モーニングショー」は長嶋一茂さんにスタジオで詳しく話を聞いた。

  • 村上宗隆選手が最後に魅せた(写真はイメージ)
    村上宗隆選手が最後に魅せた(写真はイメージ)
  • 村上宗隆選手が最後に魅せた(写真はイメージ)

長嶋一茂「完璧なホームランじゃないですか」

   試合後、村上選手は「最後の打席でホームラン撃ったのは自分でもびっくりしますし、最後のご褒美かなと思って素直に喜びたい」喜びを語った。

   2017年、ドラフトの外れ1位で入団した村上選手は、翌18年には初打席初本塁打という衝撃的1軍デビューを飾った。2年目は36本塁打96打点で新人王を獲得。5年目の今年は8月2日に5打席連続ホームランを放つなど大記録更新へと突き進んでいた。しかし、9月13日の巨人戦で54号、55号を打って以来異変が襲う。

   ホームランがパッタリと止まり、打率も急降下。極度の打撃不振にSNSでは「村上選手も人の子だったか」などの声も聞かれた。

   そうした中、最終戦で61打席ぶりの待ち焦がれた一発。村上選手は「やっと打ったな、長い一本だったなと思いましたけど、本当にほっとしました」と心境を語った。

   球場近くでヤクルトファンにインタビューすると「村神様降臨」「コップ一杯分涙を流しました」「興奮して寝られないです」と喜びの声が。出身地の熊本でも「熊本の誇り、うれしかー、ほんとうれしか」「絶対打つと思っていました」。

   長嶋一茂(タレント)「完璧なホームランじゃないですか。僕自身もうれしい。」

   菊間千乃(弁護士)「どういう心持ちで、これで今シーズン最後の打席に立たれたのか」

   長嶋一茂「ストーリーがある。三冠王とホームラン新記録に相反するベクトルがあって、一番危ないのが打率。(打率を競っている)中日の大島選手が日程終了していた。(村上選手が)3打席凡退したら高津監督は三冠王取らすために第4打席立たせていないと思う。2打席目ヒットを打ったので4打席目立てた。(三冠王を取らせるために)一昨日休ませた。ホームランとヒット両方取るというのは難しい。(ヒットとホームランを打ち分けられる)落合さんみたいなタイプだったら、とりあえずヒット打って4打席となるがホームラン狙うとヒット打てる確率が下がる。村上選手は満振りする選手で、ホームラン狙いで行くのは難しいし、でも打率は下げたくない。55本打った時に打率は3割3分あったがそこから急降下。でも野球の神様のはからいだと思う。あとは飛距離。彼の飛距離は外国人選手を抜いてトップになるんじゃないか」

   玉川徹(テレビ朝日)「人間としてすごいと思う。この一瞬で力が出せないとダメというところで出す」

   長島一茂「これでクライマックス準備万端。日本シリーズの記録も作れる可能性が出てきました。来年60本ですよね。61本見たいですよね」

(みっちゃん)

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