六代目三遊亭円楽さんが9月30日(2020年)に亡くなったのを受け、円楽さんが45年にわたって出演した「笑点」(日本テレビ系)10月2日放送回で、冒頭に円楽さんの追悼特集が組まれた。
司会の春風亭昇太さんの
「私も2日前に連絡をもらいました。まだ整理がついていない」との挨拶から、円楽さんの45年間を振り返るVTRがスタートした。
「円楽さんは回答で世間を厳しく風刺したり、時には恥ずかしそうにダジャレを言ったり、また、(桂)歌丸師匠や私との司会者とのバトルで大喜利を大いに盛り上げてくれました」
次回「ありがとう円楽さん大喜利」
三遊亭楽太郎時代に、「笑点」司会だった五代目三遊亭円楽さんや歌丸さんを毒舌でイジったり、政治批判を織り交ぜた回答を見せたりと、観客を沸かせた数々の映像に続き、2022年1月に脳梗塞を発症した後にリハビリする姿、そして5月の笑点収録日に車いすに座って楽屋に現れ、メンバーたちに「何でこんなヤツらと会いたいなと思ったんだろう」、座布団運びの山田隆夫さんに「こんなヤツでも会いたいかなって思ったもんな」と変わらぬ毒舌をかまし、一同を笑わせる様子も流れた。
最後は、2013年1月27日放送回の
「甘えるんじゃない!笑点は走り続けてもうすぐ50年だぞ!」
という円楽さんの回答をはさみ、
「笑点を走り続けてきた姿を、私たちは忘れません。円楽さん、本当にありがとうございました」
というナレーションで締められ、その後は上方落語の笑福亭鶴光さんを助っ人に通常の大喜利(録画)が放送された。
ツイッターなどでは、
「円楽さんの追悼映像、少しだけでしたがとても感動しています 悲しいです」
「圓楽さん追悼フィルム見ていて、涙が止まらない 早すぎるんだよ!!」
「追悼と知りながらも皆さんのやり取りを見るとやはり笑ってしまいます。ご冥福をお祈りします」
と、泣き笑いとともに円楽さんを追悼する声が上がっていた。
なお、10月9日の笑点は「ありがとう円楽さん大喜利」を放送する予定だ。
(TT)