司会の谷原章介が「今日のオープニングニュースはこちらの映像です」と紹介したのは、中で何かがもぞもぞと動いている白い袋。時折「ニャ~」という切ない鳴き声が聞こえてくる。谷原は「袋の中から聞こえてくるのは子猫の鳴き声です。この状態である場所に捨てられていたのですが、ここは周辺住民からは『猫捨て山』と呼ばれているというのです」と続けた。30日(2022年9月)放送の「めざまし8」。
映像の撮影者は「鳴き声が聞こえてきたので行ってみた」と話す。山林に捨てられていた白い袋の中からは3匹の子猫が現れたという。この山林は周辺住民から「猫捨て山」と呼ばれている。
カズレーザー「場所は明かさないほうが良かったのでは」
猫捨て山の場所は、九州のある山の中腹にある公園周辺(番組内では具体的な県名や山・公園名を紹介)。公園がある地元自治体もこの事態を問題視し、防犯カメラを設置して不審な行動があれば警察に通報するなどの対策を取っていくという。
猫の保護を手伝っているという女性は、この3年で35匹の捨て猫を発見したという。保護した捨て猫の譲渡会を開くなどをして里親を募っているが、次々と新たな猫が捨てられるというのが現状だと話す。
谷原は「保護活動をしている女性は人間の身勝手さとおっしゃっていましたが、キチンと避妊手術もしないで子猫が生まれたら面倒を見切れないと捨てる。しかもそれを袋に入れて捨てる。そんなことをしたら死ぬのはわかっていることです。身勝手というよりは醜悪さを感じます」と訴えたうえで、「映像を流していてこんなことを言うのもアレですが、これ場所は絶対に出しちゃいけないですよね」とコメント。
お笑い芸人のカズレーザーは「地元の方がこうした保護活動をされていることには頭が下がりますが、こういう場所だというイメージがつくことが、同じことをする次の繰り返しを呼んでしまうので、場所は明かさないほうが良かったのではないかと思いますね」と指摘。
永島優美アナは「コロナ禍でペットを飼う方はすごく増えている一方で、面倒を見切れなくなってしまう方がいるのも事実です。命を育てるという責任感が必要ですよね」としみじみ言う。
谷原は「飼うということは、受け入れることから最後に看取ることまで、すべてだと思う。その途中で子供ができることも考えて避妊手術をするなど、飼える環境を整えることまでするのが飼い主としての責任だと僕は思います」とまとめた。
(バルバス)