電動ボードで初の死亡事故 古市憲寿は「自動車事故の多さ」指摘、冷静な議論求める

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   竹俣紅アナが「電動キックボードで全国初めての死者が出ました」と切り出した。25日(2022年9月)夜、東京・中央区勝どきのマンションの駐車場で、電動キックボードに乗っていた52歳の男性が運転を誤って、車止めに衝突して転倒、死亡した。警視庁によると、男性はヘルメットを着用しておらず、飲酒運転の疑いもあるという。29日の「めざまし8」。

   28日、竹俣アナが渋谷のスクランブル交差点付近を取材すると、多くの人が電動キックボードで道路を行き交っていた。歩行者の間を縫って運転するなど危険な運転も見られた。電動キックボード利用者が増えたのは夜8時頃から。番組取材ではヘルメットを着用していたのは30人中2人だけだった。

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谷原章介「新たなルール作りが大事だと」

   ただし、レンタルで利用できる電動キックボードは最高速度を時速15キロ以下に制限しているので、ヘルメットの着用は任意とされている。

   竹俣アナは「今回の死亡事故もヘルメットを着用していれば防げた可能性もあります。電動キックボードのレンタル事業を行っている企業は、ヘルメットを着用していたら防げた事故だったというのはその通りだと思う。今後は協議会などで関係省庁と検討していきたい、としています」とリポートした。

   社会学者の古市憲寿は「僕は電動キックボードには乗りませんが、世界中の大都市で大流行していますよね。電動キックボードの事故だからこうして取り上げられるわけですが、自動車事故のほうが日々はるかに多く起きている。電動キックボードでも自動車でも、結局は個人個人が注意することが一番大事。やみくもに規制するというのは違うと思う」と指摘した。

   司会の谷原章介は「たしかに安全対策の周知徹底は大事だと思うのですが、こうした新しい乗り物には、危険がある一方で利便性もある。新たなルール作りが大事だと思います」とコメントした。

(バルバス)

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