「千葉県松戸市の小学1年生の女の子が先週金曜日(2022年9月23日)に自宅を出たまま行方が分からなくなっています」とMCの谷原章介。26日の「めざまし8」は、行方不明の南朝芽さん(7)の足取りを追った。
田中良幸キャスターは、捜索が続く江戸川の河川敷付近からリポート。この辺りで朝芽さんの靴下と靴が発見されたという。「フジテレビは、この周辺で朝芽さんと見られる女の子がキックボード(スケーター)に乗って走る姿を捉えた防犯カメラの映像を入手しました。通ったと見られるルートを取材しています」と伝えた。
「のり面の下に置くのではないか」
番組によると、朝芽さんは3連休初日の23日、1人で自宅を出た。5分後に母親が後を追ったが、約束していた公園に朝芽さんの姿はなく、家族らが周辺を探したが見つからなかったため、母親が110番通報。そのおよそ1時間後、約束の公園から1.2キロほど離れた別の公園で朝芽さんのキックボードを発見。さらにその翌日、その公園近くの河川敷付近で靴下と靴が発見されたという。
川は子どもが遊べるような川なのか?周辺に住む人からは、「江戸川は護岸整備されておらず、子ども1人で遊ぶ川ではない」という声が上がっているそうだ。
現場に立った元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏は、今回の捜索の難点を指摘。「いなくなってすぐ雨が降っているので、警察犬も原臭(元のにおい)を追いかけるのが難しいです」というのだ。
佐々木氏はさらに、現場で感じ取ったいくつかのポイントを解説した。
「朝芽さんが自宅近くの公園に寄った形跡はない。公園というワードの(母親との)認識の違いで、朝芽さんは自宅を出て直接この公園に向かったと考えられる。キックボードが公園にあったのは、のり面を上がる時と舗装されていない河川敷を歩くのにキックボードが不向きだからではないか。当日、(河川敷にある)サッカーグラウンドに色んな人がいたとなると、(川方面に)降りて行くのは子ども1人でも考えられる。靴下と靴が見つかった場所まで果たして1人で行ったのか、そして自分で脱いだのかはまだ情報がないので、警察は事故と事件の両面で捜査をしているのだと思います」
谷原は朝芽さんのキックボードが公園に放置されていたことに違和感を持ったようで「のり面の下に置くのではないか」と疑問を口にした。
佐々木氏「そうですね。子どもにとってキックボードはとても大切ですから。なので、今警察は公園では1人で遊んでいたのかなど、目撃情報を懸命に集めているところだと思います」
(ピノコ)